
| 英文名 | Liberal Arts and Sciences Seminar B | |
|---|---|---|
| 科目概要 | 2026年度 前期/1単位 | |
| 授業対象 | 指定なし(M学部,ET学科,PT専攻,ST専攻,OV専攻,FR学部を除く) 月1/ [自由]M学部 月1/ [自由]ET学科 月1/ [自由]PT専攻 月1/ [自由]ST専攻 月1/ [自由]OV専攻 月1/ [自由]FR学部 月1 | |
| 科目責任者 | 高野 保真 | |
| 担当者 | 高野 保真※ | |
| 備考 | 科目ナンバリング:L102-ME02/授業形態:演習 |
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生成AI(大規模言語モデル:LLM)は、現代社会において必須のツールとなりつつあります。本授業では、生成AIから意図した回答を引き出すための技術「プロンプトエンジニアリング」の基礎から応用までを習得することを目的とします。単にAIを使うだけでなく、AIの特性や限界(ハルシネーション等)を理解し、主体的にAIと協働する力を養い、そのプロセスを客観的に評価・修正できる「知的な粘り強さ」の習得を目指します。
技術文書(一部英語原文を含む)および参考書籍を読み解き、以下の内容を学びます。
1. 生成AIの基礎: LLMの仕組みの概要と、なぜプロンプト(指示)が重要なのか。
2. プロンプト技術の習得: Zero-shot、Few-shot、Chain-of-Thoughtなどの主要な手法。
3. 実践的活用: 文章作成、要約、アイデア出し、データ整理など、大学生活や将来の業務に役立つスキルの実践。
4. 倫理とリスク: AIのバイアス、著作権、個人情報保護、誤情報の見抜き方。
【この授業は全て対面で実施します】
本授業は完全な演習形式であり、教員の話をただ聞くだけの時間はほとんどありません。 毎回、課題解決のためのプロンプト作成、検証、そして学生間での相互レビュー(発表・質疑応答)を行います。
【フィードバックの方法】
各授業で課題を出題し、提出結果に対して個別のメッセージという形でフィードバックを行います。
【コンピュータ室を利用します。スマートフォンのみでの受講は不可】
【授業時間外に必要な学習の時間:15時間】
予習:指定されたWebサイトや参考書の該当箇所を読み、専門用語や基本的な概念を確認してくること。(各回30分)
復習:授業内で行った演習課題を完成させる、または授業で学んだテクニックを別のテーマに応用して試行錯誤してみること。(各回30分)
| 回 | 担当者 | 項目 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 1 | 高野 保真 |
オリエンテーション | 授業の進め方、生成AIの現状、アカウント設定、まずは触ってみる(基本的な対話)。 |
| 2 | 高野 保真 |
プロンプトの基本原則 | 明確な指示とは何か。「コンテキストの付与」「タスクの分割」などの基本戦略。 |
| 3 | 高野 保真 |
基礎技術(1):Zero-shotとFew-shot | 事例を与えずに指示するZero-shotと、例示を与えるFew-shot Promptingの違いと効果的な使い分け。 |
| 4 | 高野 保真 |
基礎技術(2):役割付与とトーン | AIにペルソナ(役割)を与える手法(Role Prompting)。出力のトーンやスタイルの制御。 |
| 5 | 高野 保真 |
思考の連鎖 (Chain-of-Thought) | 複雑な推論を解かせるための「ステップ・バイ・ステップ」思考法の適用。論理的思考力の強化。 |
| 6 | 高野 保真 |
文章の生成と改善 | レポート構成案の作成、文章の推敲・校正、メール作成など、テキスト生成における反復(Iteration)プロセス。 |
| 7 | 高野 保真 |
【中間発表】 プロンプト共有会 | 前半で学んだ技術を使い、プロンプトを作成して発表・共有する。 |
| 8 | 高野 保真 |
情報の要約と抽出 | 長文の要約テクニック、議事録の作成、非構造化データからの情報抽出。 |
| 9 | 高野 保真 |
ハルシネーションと検証 | AIが嘘をつく仕組み(ハルシネーション)の理解。情報の事実確認(ファクトチェック)の方法と重要性。 |
| 10 | 高野 保真 |
Vibe Coding入門 | プログラムを1行も書かずにアプリを動かす現代的技法「Vibe Coding」の実践。 |
| 11 | 高野 保真 |
マルチモーダル活用 | テキストだけでなく、画像やデータを入力としたプロンプトエンジニアリング(画像の読み取り、解説生成など)。 |
| 12 | 高野 保真 |
倫理・著作権・セキュリティ | 個人情報の取り扱い、生成物の著作権、AI利用のガイドライン、バイアスへの配慮。 |
| 13 | 高野 保真 |
最終課題制作・準備 | 独自の課題解決プロンプトの設計と検証。最終発表に向けた資料作成とリハーサル。 |
| 14 | 高野 保真 |
まとめ・ 成果発表会 | 各自が設計したプロンプトとその成果、工夫した点(エンジニアリングの過程)についてプレゼンテーションを行う。 |
| 15 | 高野 保真 |
解説 | 講義全体の内容に対して、個別の質問に対応する。 |
1. 生成AIの基本的な仕組みと特性、リスクを説明できる。
2. 目的に応じて適切なプロンプト(指示)を設計・修正できる。
3. Few-shotやChain-of-Thoughtなどの主要なプロンプト技術を活用できる。
4. AIの出力を批判的に評価し、事実確認を行う習慣を身につける。
- 平常点・演習課題 (50%): 毎回の授業内課題の提出状況と内容、クラスへの参加姿勢。
- 中間発表 (20%): プロンプトの工夫点と発表内容。
- 期末レポート・最終発表 (30%): 最終課題におけるプロンプトの設計プロセス、検証結果、プレゼンテーションの質。
※ 単に「AIが出した答え」を評価するのではなく、「どのように試行錯誤(エンジニアリング)したか」というプロセスを重視します。
※ 他人の内容を写すなど、不正な行為に対しては厳重に対処します。
本授業は、流行のツールとしてAIを触って遊ぶものではなく、「言語による論理的指示(プロンプト)」を通じて、自身の思考プロセスを厳密に構造化・最適化する能力を鍛えることを目的とします。 エンジニアリング(工学)と名が付く通り、試行錯誤と検証を繰り返す泥臭い作業が求められます。高い意欲を持ち、全ての課題に真剣に取り組める学生のみ、抽選の希望を出してください。
※ このシラバスは生成AIを使って作成されています。
ベンチャー企業でマネージャー/プログラマとして働いていました。その経験を活かして、実社会でも使われるようなツールを使って実践的な内容を紹介できる内容にしたいと思っています。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 定価(円) |
|---|---|---|---|---|
| 教科書 | (なし) | |||
| 参考書 | 大規模言語モデルを使いこなすためのプロンプトエンジニアリングの教科書 | クジラ飛行机 (著) | マイナビ出版 | 3,828円 |
| 参考書 | LLMのプロンプトエンジニアリング | John Berryman、Albert Ziegler(著)、服部 佑樹、佐藤 直生(訳) |
オライリー・ジャパン | 4,180円 |