Web Syllabus(講義概要)
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日本国憲法B
英文名 The Constitution of Japan B
科目概要 2026年度 後期/2単位
授業対象 指定なし 水1
科目責任者 猪瀬 貴道
担当者 猪瀬 貴道
備考 科目ナンバリング:L101-HS02/授業形態:講義

授業の目的

 国家の基本法である「憲法」について学ぶことを通して、社会における責任ある一員として、個人の自由と社会的秩序が両立する社会の構築に寄与できるように成長するための土台をつくる。

教育内容

 日本の現行憲法である日本国憲法の「統治」に関する規定を中心に取り上げる。「立憲主義」「三権分立」「法の支配」など憲法における国家の統治に関する基本原則について日本国憲法の条文を参照しながら理解するとともに、憲法において国の統治が規定されていることの意義を考える。具体的には下記の授業内容に沿って進めるが、進捗状況によって多少の調整を行う。 

教育方法

【この授業は全て対面で実施します】
 本科目は、教室による対面授業で開講する。ただし、インターネットを用いた学習管理システム(LMS(Google Classroomを使用予定))を用いた授業を行う。LMSへのリンクは授業で告知するので各自で登録する。
【オンデマンド学修(自己学修)】
 まず、授業日から次の授業日までの間にLMSの「事前資料」の指示(各回の教科書のページの読み方のポイントなど)にしたがって、教科書を用いた自己学修として調べた用語やポイントを整理した授業ノートを履修者自身が作成する。LMSに設定された教科書の内容の理解を確認する課題を指定された日時までに解答・提出する。
【教員による解説授業(フィードバックを含む)】
 教室において、教科書に基づいたスライドを用いた教員による解説授業を受け、自分で作成したノートに追記や修正を行う。授業後には、疑問を持った点や関心を持った点についてLMSの「授業コメント」に入力する。
【フィードバックの方法】
 学生からのコメントや課題についてLMSや授業において履修者全体に対してフィードバックする。

準備学修(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間:60時間(授業期間全体)】
※各授業回あたり予習・復習を合わせて約4時間の自己学習を想定しているが、自由に配分して良い(たとえば試験対策やレポート作成に重点的に時間を配分するなど)。また、以下の内容は参考例として記載するが履修者が自分で考えて下記の「到達目標」の達成に必要な内容で自由に実施する。
 予習:日本国憲法の関連条文や教科書の該当ページに目を通してわからない部分を把握する
 復習:教科書やLMSに示された資料などを読み直して授業ノートを補足して整理する

授業内容(シラバス)

担当者 項目 内容
1 猪瀬 貴道
科目説明と導入
科目の位置づけ、授業の進め方(LMSの利用方法を含む)、成績評価の方法などの詳細、この科目で学ぶ内容の概要を説明する。2回目の授業回までにこの科目のLMSを必ず確認すること。
2 猪瀬 貴道
日本国憲法の成立
日本国憲法の成立過程、受容と定着の背景、大日本帝国憲法との比較とその異同について学ぶことで、日本国憲法の特徴を理解する。
3 猪瀬 貴道
国民主権と象徴天皇制
国民主権、代表民主制、天皇の地位・役割について学ぶ。(日本国憲法前文、第1条~第8条)※以下(第◯条)は日本国憲法の条文番号
4 猪瀬 貴道
平和主義
平和主義の考え方を学び、戦争放棄と戦力不保持が憲法において規定されることの意義を考える。(前文、第9条)
5 猪瀬 貴道
基本的人権の保障
人権宣言の理念と歴史、人権保障の国際化、憲法上の権利の分類、人権の主体について学ぶことで、基本的人権の意義について理解する。
6 猪瀬 貴道
立法権(国会)(1)
立法権を担う国会の機能や役割に関する日本国憲法の規定を学び、二院制の意義と課題について考える。(第41条~第64条)
7 猪瀬 貴道
立法権(国会)(2)
立法権を担う国会の機能や役割に関する日本国憲法の規定を学び、二院制の意義と課題について考える。(第41条~第64条)
8 猪瀬 貴道
行政権(内閣)(1)
行政権を担う内閣の機能や役割に関する日本国憲法の規定を学び、議院内閣制の意義と課題について考える。(第65条~第75条)
9 猪瀬 貴道
行政権(内閣)(2)
行政権を担う内閣の機能や役割に関する日本国憲法の規定を学び、議院内閣制の意義と課題について考える。(第65条~第75条)
10 猪瀬 貴道
司法権(裁判所)(1)
司法権を担う裁判所の機能や役割に関する日本国憲法の規定を学び、司法制度の意義と課題を考える。(第76条~第82条)
11 猪瀬 貴道
司法権(裁判所)(2)
司法権を担う裁判所の機能や役割に関する日本国憲法の規定を学び、司法制度の意義と課題を考える。(第76条~第82条)
12 猪瀬 貴道
財政
財政(国家の予算・決算、税制)に関する日本国憲法の規定を学び、日本の財政について考える。(第83条~第91条)
13 猪瀬 貴道
地方自治
地方自治に関する日本国憲法の規定を学び、国と地方の関係、地方分権について考える。(第92条~第95条)
14 猪瀬 貴道
憲法の最高法規と憲法による統治
日本国憲法の最高法規性と改正手続、違憲審査制について学び、憲法による統治の意義と意義を考える。(第96条~第99条)
15 猪瀬 貴道
まとめ
まとめ
No. 1
担当者
猪瀬 貴道
項目
科目説明と導入
内容
科目の位置づけ、授業の進め方(LMSの利用方法を含む)、成績評価の方法などの詳細、この科目で学ぶ内容の概要を説明する。2回目の授業回までにこの科目のLMSを必ず確認すること。
No. 2
担当者
猪瀬 貴道
項目
日本国憲法の成立
内容
日本国憲法の成立過程、受容と定着の背景、大日本帝国憲法との比較とその異同について学ぶことで、日本国憲法の特徴を理解する。
No. 3
担当者
猪瀬 貴道
項目
国民主権と象徴天皇制
内容
国民主権、代表民主制、天皇の地位・役割について学ぶ。(日本国憲法前文、第1条~第8条)※以下(第◯条)は日本国憲法の条文番号
No. 4
担当者
猪瀬 貴道
項目
平和主義
内容
平和主義の考え方を学び、戦争放棄と戦力不保持が憲法において規定されることの意義を考える。(前文、第9条)
No. 5
担当者
猪瀬 貴道
項目
基本的人権の保障
内容
人権宣言の理念と歴史、人権保障の国際化、憲法上の権利の分類、人権の主体について学ぶことで、基本的人権の意義について理解する。
No. 6
担当者
猪瀬 貴道
項目
立法権(国会)(1)
内容
立法権を担う国会の機能や役割に関する日本国憲法の規定を学び、二院制の意義と課題について考える。(第41条~第64条)
No. 7
担当者
猪瀬 貴道
項目
立法権(国会)(2)
内容
立法権を担う国会の機能や役割に関する日本国憲法の規定を学び、二院制の意義と課題について考える。(第41条~第64条)
No. 8
担当者
猪瀬 貴道
項目
行政権(内閣)(1)
内容
行政権を担う内閣の機能や役割に関する日本国憲法の規定を学び、議院内閣制の意義と課題について考える。(第65条~第75条)
No. 9
担当者
猪瀬 貴道
項目
行政権(内閣)(2)
内容
行政権を担う内閣の機能や役割に関する日本国憲法の規定を学び、議院内閣制の意義と課題について考える。(第65条~第75条)
No. 10
担当者
猪瀬 貴道
項目
司法権(裁判所)(1)
内容
司法権を担う裁判所の機能や役割に関する日本国憲法の規定を学び、司法制度の意義と課題を考える。(第76条~第82条)
No. 11
担当者
猪瀬 貴道
項目
司法権(裁判所)(2)
内容
司法権を担う裁判所の機能や役割に関する日本国憲法の規定を学び、司法制度の意義と課題を考える。(第76条~第82条)
No. 12
担当者
猪瀬 貴道
項目
財政
内容
財政(国家の予算・決算、税制)に関する日本国憲法の規定を学び、日本の財政について考える。(第83条~第91条)
No. 13
担当者
猪瀬 貴道
項目
地方自治
内容
地方自治に関する日本国憲法の規定を学び、国と地方の関係、地方分権について考える。(第92条~第95条)
No. 14
担当者
猪瀬 貴道
項目
憲法の最高法規と憲法による統治
内容
日本国憲法の最高法規性と改正手続、違憲審査制について学び、憲法による統治の意義と意義を考える。(第96条~第99条)
No. 15
担当者
猪瀬 貴道
項目
まとめ
内容
まとめ

到達目標

 憲法に基づく統治のしくみの基本的知識を修得する。それらの基本的知識に基づいて、日本国憲法における統治のしくみの意義や課題について、歴史的経緯や裁判で判断された事例などを正確に踏まえたうえで考察して、論理的・説得的に説明できる。

成績評価の方法と基準

 「LMSにおける課題(小テスト)」(30%)および「期末試験」(70%)により評価する。期末試験については、憲法による統治の意義と課題についてこの科目(授業および自己学修)を通して修得した知識に基づく問題、日本国憲法の統治規定の内容や意義、解決案についての問題を出題する。以上を基本的な評価方法とした上で、各授業回のコメントによる加点を行う。成績評価の方法は前年までと異なることがある。

学生へのメッセージ(その他注意等)

 憲法改正の議論が報道などで取り上げられることも増えています。憲法について知識をもう一度整理して自分の考えを持てるようになりましょう。授業をきっかけにして教員から教えてもらうだけではなく自ら積極的に学んでいきましょう。関連する内容を扱う科目として前期に開講する「日本国憲法A」のほか、「法律の役割A・B」「政治のしくみA・B」などがあります。
 この科目および同じ科目名のオンライン授業科目について、成績分布やLMS課題の提出状況などを個別の履修者を特定できない方法で比較分析して、分析結果を公表する可能性があります。

教員免許取得のための選択科目

科目 教職免許法施行規則第66条の6に定める科目

教材

種別 書名 著者・編者 発行所 定価(円)
教科書 『論点 日本国憲法―憲法を学ぶための基礎知識』(第2版) 安念潤司・小山剛・青井未帆・宍戸常寿・山本龍彦 東京法令出版 2,860円
参考書 『憲法への招待』(新版) 渋谷秀樹 岩波新書(岩波書店) 924円
参考書 その他の参考書については授業やLMSで紹介する。
教科書
書名
『論点 日本国憲法―憲法を学ぶための基礎知識』(第2版)
著者・編者
安念潤司・小山剛・青井未帆・宍戸常寿・山本龍彦
発行所
東京法令出版
定価(円)
2,860円
参考書
書名
『憲法への招待』(新版)
著者・編者
渋谷秀樹
発行所
岩波新書(岩波書店)
定価(円)
924円
参考書
書名
その他の参考書については授業やLMSで紹介する。
著者・編者
発行所
定価(円)