英文名 | Academic Skills Seminar | |
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科目概要 | 2025年度 前期/1単位 | |
授業対象 | 指定なし(M学部,N学部,ET学科,OT専攻,OV専攻,FR学部を除く) 火2/ [自由]M学部 火2/ [自由]N学部 火2/ [自由]ET学科 火2/ [自由]OV専攻 火2/ [自由]FR学部 火2 | |
科目責任者 | 安川 智子 | |
担当者 | 安川 智子 | |
備考 | 科目ナンバリング:L102-ME04/授業形態:演習 |
①大学で積極的に学ぶために必要な技法(アカデミック・スキル)を実践的に身につける。
②情報にあふれる現代において、必要な情報を集め、整理し、他者の意見を的確に理解した上で、自身の意見を構築し、伝わる文章を書くための基礎を学ぶ。
③自身の弱点を補強し、長所をさらに伸ばして後期および2年次に備える。
教科書および講師が配布・指定する文献や参考書をもとに、情報の整理の仕方、よい文章の見分け方、要点のまとめ方、目的に応じた文章の組み立て方などについて講義を行い、それを踏まえて、毎時間課題を実践します。
【この授業は全て対面で実施します】
講義と演習。課題の実践、発表、ディスカッションを組み合わせて進行します。毎時間、授業内で互いにチェック、または講師に提出してもらい、次の時間にそれらをもとに、フィードバックを行い、ディスカッションを経て改善していきます。
授業において躓いたこと、さらに深めたいことなど、聞き取りを行いながら、適宜グループを分け、人数に応じて個別指導も行います。
【フィードバックの方法】最終発表では、発表者に対する感想、改善点などを、受講生自らコメント用紙に記入し、発表者本人に手渡します。各課題に対して、講師はGoogle Classroom上や口頭でのコメント、あるいは提出物への赤字コメントを返却することでフィードバックします。
【授業時間外に必要な学習の時間:15時間】
予習:事前に教科書の該当箇所に目を通し、前の授業で課された課題に取り組む。
復習:授業で学んだこと、及び課題へのフィードバックを確認し、納得するまで課題に取り組む。
1コマあたり最低1時間の授業時間外学習が期待される。
回 | 担当者 | 項目 | 内容 |
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1 | 安川 智子 | オリエンテーション | 参加者の自己紹介や、授業の進め方、次回の授業のための課題などについて説明します。 |
2 | 安川 智子 | メディア・リテラシーについて | メディア・リテラシーとは何か。溢れかえる情報とのつきあい方。インターネットやSNSとの適切な付き合い方、活用法。心を病まないために気をつけること。 |
3 | 安川 智子 | 目標の設定とスケジューリング/ノート・テイキング | 1日、1週間、1年間、4年間を有意義に過ごすための計画の重要性と、計画遂行のために必要な技術の確認。 講義(または講演、口頭発表)を聞きながら理解するためのコツ。自分に合ったノートの選択とノートの取り方。教科書第1、2章。 |
4 | 安川 智子 | テキストを読む(1) | テキストの種類に応じた読み方を身につける。時間と目的に応じた読書法。教科書第3章(リーディングの基本スキル)。 |
5 | 安川 智子 | 情報収集の方法 | 図書館における情報収集(希望者)。インターネットを利用した情報収集。教科書第5章、第6章。 |
6 | 安川 智子 | 情報整理の方法 | 文献リストの作成。エクセルやカードを用いた情報整理。様々なツールの開拓。教科書第7章。 |
7 | 安川 智子 | テキストを読む(2) | 要約を作成する。読んで得た知見を自分の中に吸収するための読書法。自分の意見と照らし合わせながら読む。より複雑な文章の読解。教科書第4章(より深いリーディングのために) |
8 | 安川 智子 | レポート作成法 | レポートの基本的な作法。構想から執筆まで。英語と日本語の違い、日本語の特殊性。教科書第8章。 |
9 | 安川 智子 | レポート実践(1) | 実際に小レポートを書いてみる。自分自身の長所を見つける。パソコンによる基本的なライティング・スキルを身につける。教科書第9章、第10章。 |
10 | 安川 智子 | プレゼンテーションの基礎 | 作成中のレポートについて口頭で紹介する。プレゼンテーションの基本的なスキルを学ぶ。レジュメ(ハンドアウト)の作成法。時間配分と準備の重要性。教科書第11章、第12章。 |
11 | 安川 智子 | プレゼンテーションの実践 | ハンドアウトやパワーポイントを用いて、作成中のレポートについて中間発表を行う。互いに講評し合い、フィードバックをレポートにいかす。 |
12 | 安川 智子 | レポート実践(2) | 中間発表で得たアドバイスを反映させたレポート(第1稿)を互いに講評し合い、改善していく。推敲を重ね、提出する。(講師のチェックを受けて、期日までに最終版を提出する。) |
13 | 安川 智子 | 最終発表会 | レポート課題についての最終的なプレゼンテーション。 |
14 | 安川 智子 | 最終発表会2 | レポート課題についての最終的なプレゼンテーション。 |
15 | 安川 智子 | まとめとフィードバック | 授業のまとめと、レポートに対するフィードバックを行う。 |
①講義、文献、インターネットなどから適切に情報を収集し、整理したうえで内容を理解し、要点をまとめることができる。
②新聞・雑誌、論文、一般書、ブログなど、活字メディアの特徴と違いを理解し、それらに応じた読み方ができるようになる。
③他者の意見と自分の意見を区別し、目的や指示に応じて適切な文章を書くことができる。
④締め切りや字数など、規定に沿って目標と計画を立て、無理なく遂行することができる。
試験方法:その他 実施時期:試験期間外
毎回の授業における活動と提出された課題(60%)、発表や議論の内容(40%)に基づき、総合的に評価する。
大学での学びは、社会に出るための準備でもあります。社会には様々な立場の人がいて、誤解やトラブルを防ぐためにも、適切に言葉を理解し、自分から発信することのできるスキルが必要です。履修者に応じて、基礎的なスキルが身についたと判断した場合は、より複雑な文章や文学的・詩的な表現にも対応できるよう進めていきます。理系や実験に特化したスキルを学びたい人には適しません。配布文献や参考資料は履修者に応じて適宜決定します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 定価(円) |
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教科書 | 知へのステップ―大学生からのスタディ・スキルズ(第5版) | 学習技術研究会編著 | くろしお出版 | 1,800円 |
教科書 | レポート作成のためのガイドライン(大学から配布) | 北里大学一般教育部/高等教育開発センター | 北里大学高等教育開発センター | 0円 |
参考書 | アカデミック・スキルズ(第3版) | 佐藤望編 | 慶應義塾大学出版会 | 1,100円 |
参考書 | その他参考書は適宜紹介する。 |