英文名 | Liberal Arts and Sciences Seminar C | |
---|---|---|
科目概要 | 2025年度 後期/1単位 | |
授業対象 | 指定なし(M学部,ET学科,PT専攻,ST専攻,OV専攻,FR学部を除く) 水2/ [自由]M学部 水2/ [自由]ET学科 水2/ [自由]PT専攻 水2/ [自由]ST専攻 水2/ [自由]OV専攻 水2/ [自由]FR学部 水2 | |
科目責任者 | 猪原 敬介 | |
担当者 | 猪原 敬介 | |
備考 | 科目ナンバリング:L102-ME03/授業形態:演習 |
大学入学後も読書習慣を維持し,自らの読書経験を他者に伝え,他者の読書経験を知ることで,改めて自らの読書を問い直す機会とする。
互いの読書経験を発表し合うことで,自分の本の選び方にある偏りに気づき,本の読み方にも様々な観点があることを知る。
【この授業は全て対面で実施します】
自らが選んだ本の魅力や,どのように自分にとって有益であったかを,お互いに発表し合うプレゼンテーション中心の授業である。少人数授業なので,人数や進捗に応じて各回の授業内容は調整する。
【フィードバックの方法】
行われたプレゼンテーションに対して,より良くするための改善案を,担当教員から,そして受講者間のコメントという形でフィードバックを行う。フィードバックは,発表の直後に授業内で行われる。
【授業時間外に必要な学習の時間:15時間】
予習:読書課題に取り組む。
復習:自らのプレゼンテーションへの指摘や質問について回答する。
回 | 担当者 | 項目 | 内容 |
---|---|---|---|
1 | 猪原 敬介 | オリエンテーション | 授業の目的と進め方/受講上の注意点/受講生の自己紹介 |
2 | 猪原 敬介 | テキスト読書会1 | 同一のテキストを使う「テキスト読書会」の準備を行う。短く読みやすいテキストを教員が用意する。 |
3 | 猪原 敬介 | テキスト読書会2 | テキスト読書会を行う。自他の発表により,同一のテキストについて,多様な観点があることを知る。 |
4 | 猪原 敬介 | 自由読書会1:予告 | 受講生自身が本を選ぶ「自由読書会」を行う(ただし,ジャンルやテーマを教員が限定することはある)。概要を説明する。 |
5 | 猪原 敬介 | 自由読書会2:発表本の決定1 | 図書館へ出向き,発表する本を探す。 |
6 | 猪原 敬介 | 自由読書会3:発表本の決定2 | 引き続き,発表する本を探す。 |
7 | 猪原 敬介 | 自由読書会4:資料作成 | 発表のための本を読み,発表資料を作る時間を設ける。 |
8 | 猪原 敬介 | 自由読書会5:中間発表1 | 中間発表を行う。 |
9 | 猪原 敬介 | 自由読書会6:中間発表2 | 中間発表を行う。 |
10 | 猪原 敬介 | 自由読書会7:評価基準 | ルーブリックに基づく評価について説明し,中間発表を元に独自のルーブリックを作成する。 |
11 | 猪原 敬介 | 自由読書会8:予告 | 期末発表について予告し,発表本を決めてもらう。 |
12 | 猪原 敬介 | 自由読書会9:資料作成 | 発表のための本を読み,発表資料を作る時間を設ける。 |
13 | 猪原 敬介 | 自由読書会10:期末発表1 | 期末発表を行う。 |
14 | 猪原 敬介 | 自由読書会11:期末発表2 | 期末発表を行う。 |
15 | 猪原 敬介 | 総括 | これまでの授業の振り返りを行う。 |
自らの読書について見なおし,今後の読書活動の指針を立てることができる。また,聞き手にとって分かりやすく,興味の持てるプレゼンテーションができるようになる。
試験方法:その他 実施時期:試験期間外
毎回の課題提出(70%),中間・期末での発表(30%) により総合評価する。発表の評価は,授業中に明示された評価基準に基づいて評価する。
何事もそうですが,インプットとアウトプットには相互作用があります。アウトプットである発表(プレゼンテーション)を意識することで,インプットである読書の意識も劇的に変わります。これを繰り返すことで,文章を理解する力そのものも一段上のレベルに上がります。読書する力を自分の強みにしたい人,自分が読書をするきっかけが欲しい人,本について人と話してみたい人に履修してもらいたいと思います。
なお,下記の本は「参考書」であり,購入の必要はありません。図書館に入れてもらっていますので,興味のある人は読んでみてください。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 定価(円) |
---|---|---|---|---|
教科書 | (なし) | |||
参考書 | 読書効果の科学 : 読書の“穏やかな"力を活かす3原則 | 猪原敬介 | 京都大学学術出版会 | 3300円 |