英文名 | Liberal Arts and Sciences Seminar C | |
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科目概要 | 2025年度 後期/1単位 | |
授業対象 | 指定なし(M学部,ET学科,PT専攻,ST専攻,OV専攻,FR学部を除く) 水1/ [自由]M学部 水1/ [自由]ET学科 水1/ [自由]PT専攻 水1/ [自由]ST専攻 水1/ [自由]OV専攻 水1/ [自由]FR学部 水1 | |
科目責任者 | 北川 淳 | |
担当者 | 伊藤 真吾/山本 洋/大極 光太/坂田 剛/畠山 禎/北川 淳/J.A.ガダード/渡辺 一雄/髙橋 勇 | |
備考 | 科目ナンバリング:L102-ME03/授業形態:演習 |
これからの世の中においては、自分の専門分野に留まらず、分野横断的に学び、様々な角度から問題点を発見・考察し、そして自らその問題を解決できる能力を備えた人材が求められる。このような能力を養う一助として、多様な教員が所属する一般教育部の利点を活かし、SDGsを題材に様々な専門分野の教員の視点によるオムニバス形式の講義を行うことで多角的な視点を養うとともに、自分の専門分野がSDGsの目標とどう関わっているのか、また自分がSDGsとどう関わることができるかを考える。
初回の授業ではSDGsの全体的な概略について学習する。第2回から第14回の授業では、専門分野の異なる教員8名が、それぞれの研究分野の視点からSDGsを題材として多様な内容で講義を実施する。
【この授業は全て対面で実施します】
講義形式で行う。適宜、演習の時間を設け、自分の意見をまとめたり、学生同士の意見交換を行ったりする場合がある。
【フィードバックの方法】小テスト、レポート等については添削したものを1~2週間を目途に返却する。リアクションペーパーへの質問等については、次回授業時やGoogle Classroom を通して回答する。
【授業時間外に必要な学習の時間:15時間】
予習:下記に挙げた参考書等、SDGsに関連した文献を精読し、SDGsに関する知識を広げる。
復習:講義を受けて考えたことや重要だと感じたことについて、自分なりの意見をまとめる。
回 | 担当者 | 項目 | 内容 |
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1 | 伊藤 真吾 | ガイダンス、SDGsについて | ガイダンス及びSDGsについての概略を学ぶ。 |
2 | 大極 光太 | 水とSDGs1(水の基本知識とSDGsに関する問題)(化学単位) | 水の性質・水の循環・資源としての水など、水に関する基礎知識を学ぶ。さらに水に関する様々な問題や課題について学ぶ。 |
3 | 大極 光太 | 水とSDGs2(水問題への取り組みについて)(化学単位) | 水問題に関連する具体的な取り組み事例、特に浄化の化学と技術について学ぶ。また、我々個人ができる取り組みにはどのようなものがあるか、各自考えたものを提出する。 |
4 | 畠山 禎 | ジェンダー平等を実現しよう(その1)(人文社会科学単位) | ジェンダーとは何か。ジェンダーの視点から現在の日本社会について考える。 |
5 | 畠山 禎 | ジェンダー平等を実現しよう(その2)(人文社会科学単位) | 現在の男女の関係性はどのようにして形成されたのか。ジェンダーの歴史について学ぶ。 |
6 | 山本 洋 | 地球温暖化について(物理学単位) | 温暖化の現状について学び、熱収支としての温暖化の理解に必要な熱の法則について理解する。さらに、太陽放射エネルギーと赤外での地球放射についてや温暖化ガスの影響・海の影響、またその対策について学ぶ。 |
7 | J.A.ガダード | Critical Analysis of SDGs I(英語単位) | Video viewing as a class (topic introduction), Short Discussion, Reading and Quiz. Homework: Choose and analyze the positives and negatives of an SDG example. |
8 | J.A.ガダード | Critical Analysis of SDGs II(英語単位) | Student Presentations in English. Students present research projects in small groups of 4-6 students. (60 mins) Short written feedback. Describe how your thinking may have changed about SDGs. (30 mins) |
9 | 坂田 剛 | 大気と生物(生物学単位) | 地球大気について学び、地球大気に生物が与えてきた影響を理解する。また、生物の進化と大気の関りや、現在の大気環境への生物の適応について学ぶ。 |
10 | 坂田 剛 | 気候変動と人間活動(生物学単位) | 気候変動と人間活動について考える。気候変動の進行は予測できるか。気候変動の原因は人間の活動とみなせるのか。地球の歴史からみた気候変動について考える。 |
11 | 北川 淳 | 50年後,寝たきりにならないために(基礎編)(健康科学単位) | 全ての人に健康と福祉を提供できる方法について考える。運動器(骨と筋肉)の老化が進行すると,骨粗鬆症やサルコペニアなどが発症する。これら疾患の概要について学ぶ。 |
12 | 北川 淳 | 50年後,寝たきりにならないために(応用編)(健康科学単位) | 引き続き,運動器疾患の予防等について理解するとともに,自身の筋力や身体組成(体脂肪量,筋肉量)などを測定し,現状を知る。 |
13 | 渡辺 一雄 | 微分方程式の解の性質(数学単位) | 人口増加, 化学反応などを数理モデルとして、微分方程式を立てる方法を考える。実際に、その解が初等関数で表せるものに関して、何を意味しているか考察する。 |
14 | 髙橋 勇 | 復習・まとめ(情報科学単位) | 自分自身がSDGsの17の目標のうちのどの目標とどうかかわっているか、意見を交換して考えをまとめる。 |
15 | 北川 淳 | 総括 | 授業全体の振り返り/個別指導 |
①SDGsについて理解する。
②いま現在の自分よりも多角的な視点で、SDGsについて考えることができる。
③SDGsについて自分がどう関わることができるかを説明できる。
第2回から第13回までの7名の各担当教員が課すレポート(各14.3%)の合計で評価する(100%を超えた端数は切り捨てる)。なお、 担当教員によってはレポートの代わりに
小テストまたはプレゼンテーションを実施する場合がある。 詳細は授業時に伝達する。
一般教育部には、多様な研究背景を持つ教員が所属しています。担当教員それぞれの専門知識を活かすことでみなさんの知的好奇心を刺激し、単一の領域に留まることなく様々な分野に触れ、広い視野で物事を見る機会を提供したいと考えています。ぜひ受講してみてください。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 定価(円) |
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教科書 | なし | |||
参考書 | 60分でわかる!SDGs超入門 | バウンド | 技術評論社 | 1,188円 |
参考書 | SDGs(持続可能な開発目標) | 蟹江憲史 | 中央公論新社 | 1,012円 |
参考書 | その他、講義内で適宜紹介する。 |