Web Syllabus(講義概要)
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教養演習B(食べ物をつうじてみる世界史)
英文名Liberal Arts and Sciences Seminar B
科目概要2025年度 前期/1単位
授業対象指定なし(M学部,ET学科,PT専攻,ST専攻,OV専攻,FR学部を除く) 金2/ [自由]M学部 金2/ [自由]ET学科 金2/ [自由]PT専攻 金2/ [自由]ST専攻 金2/ [自由]OV専攻 金2/ [自由]FR学部 金2
科目責任者畠山 禎
担当者畠山 禎
備考科目ナンバリング:L102-ME02/授業形態:演習

授業の目的

われわれの身近にある食べ物の由来や歴史を振り返ることで、現在の世界がどのように形作られてきたのかを理解し、「食」に対する問題意識を高めていきます。また、調査・発表・ディスカッションの技法を習得します。

教育内容

砂糖の世界史に関する入門書を読み、砂糖の普及が世界各地にどのような影響を与えたのか、今日われわれが抱えている「食」をめぐる問題を解決するためにはどのような対策が必要なのかを考えていきます。ジャガイモなど、砂糖以外のモノについても調査します。〈キーワード:近代世界システム/食/砂糖/ジャガイモ〉

教育方法

【この授業は全て対面で実施します】
参加者が分担して教科書の各章のレジュメを作成して発表し、つづいて報告の内容について全員でディスカッションします。「食」の問題を扱ったドキュメンタリー教材を視聴し、内容についてディスカッションします。終盤では、各自が自由にテーマを設定して調査を行い、その結果を報告します。小論文やレポートの書き方についてポイントをわかりやすく説明します。
フィードバックの方法:ワークシートやレポートを採点して返却し、よかった点、工夫が必要な点についてコメントします。

準備学習(予習・復習)

課題図書:川北稔『砂糖の世界史』。参考書を授業中に紹介します。
予習:教科書に目を通し、概要を把握して下さい。発表担当者は必ずレジュメ等の準備をして下さい。
復習:授業内容を振り返り、疑問点・不明点や意見などをまとめて下さい。授業で学んだことに留意しながら課題に取り組んで下さい。
予習・復習に必要な時間:15時間。

授業内容(シラバス)

担当者項目内容
1畠山 禎
ガイダンス
授業の内容と進め方/参加者の自己紹介/話題提供(昆虫食)
2畠山 禎
「世界商品」とは
『砂糖の世界史』(プロローグ 砂糖のふしぎ)についての発表・討論
3畠山 禎
ドキュメンタリー教材の視聴
ドキュメンタリー教材の視聴(内容未定)/内容に関するディスカッション
4畠山 禎
砂糖きびがアメリカ大陸に渡るまで
『砂糖の世界史』(第1章 ヨーロッパの砂糖はどこからきたのか)についての発表・討論
5畠山 禎
カリブ海諸島の砂糖生産と「三角貿易」
『砂糖の世界史』(第2章 カリブ海と砂糖)についての発表・討論
6畠山 禎
ドキュメンタリー教材の視聴
ドキュメンタリー教材の視聴(内容未定)/内容に関するディスカッション
7畠山 禎
ヨーロッパにおける砂糖と茶の普及/コーヒーハウス
『砂糖の世界史』(第3章 砂糖と茶の遭遇、第4章 コーヒーハウスが育んだ近代文化)についての発表・討論
8畠山 禎
なぜイギリスの家庭でお茶が飲まれるようになったのか/黒人奴隷
『砂糖の世界史』(第5章 茶・コーヒー・チョコレート、第6章 砂糖のあるところに、奴隷あり)についての発表・討論
9畠山 禎
ドキュメンタリー教材の視聴
ドキュメンタリー教材の視聴(内容未定)/内容に関するディスカッション
10畠山 禎
都市労働者と「砂糖入り紅茶」/砂糖の関税引き下げと奴隷制度の廃止
『砂糖の世界史』(第7章 イギリス風の朝食と「お茶の休み」――労働者のお茶、第8章 奴隷と砂糖をめぐる政治)についての発表・討論
11畠山 禎
レポート課題(1)
レポート課題の中間発表会
12畠山 禎
ビートの栽培
『砂糖の世界史』(第9章 砂糖きびの旅の終わり――ビートの挑戦、エピローグ モノをつうじてみる世界史――世界史をどう学ぶべきか)についての発表・討論
13畠山 禎
レポート課題(2)
レポート課題の発表会
14畠山 禎
レポート課題(3)
レポート課題の発表会
15畠山 禎
総括
授業全体の振り返り、個別指導
No. 1
担当者
畠山 禎
項目
ガイダンス
内容
授業の内容と進め方/参加者の自己紹介/話題提供(昆虫食)
No. 2
担当者
畠山 禎
項目
「世界商品」とは
内容
『砂糖の世界史』(プロローグ 砂糖のふしぎ)についての発表・討論
No. 3
担当者
畠山 禎
項目
ドキュメンタリー教材の視聴
内容
ドキュメンタリー教材の視聴(内容未定)/内容に関するディスカッション
No. 4
担当者
畠山 禎
項目
砂糖きびがアメリカ大陸に渡るまで
内容
『砂糖の世界史』(第1章 ヨーロッパの砂糖はどこからきたのか)についての発表・討論
No. 5
担当者
畠山 禎
項目
カリブ海諸島の砂糖生産と「三角貿易」
内容
『砂糖の世界史』(第2章 カリブ海と砂糖)についての発表・討論
No. 6
担当者
畠山 禎
項目
ドキュメンタリー教材の視聴
内容
ドキュメンタリー教材の視聴(内容未定)/内容に関するディスカッション
No. 7
担当者
畠山 禎
項目
ヨーロッパにおける砂糖と茶の普及/コーヒーハウス
内容
『砂糖の世界史』(第3章 砂糖と茶の遭遇、第4章 コーヒーハウスが育んだ近代文化)についての発表・討論
No. 8
担当者
畠山 禎
項目
なぜイギリスの家庭でお茶が飲まれるようになったのか/黒人奴隷
内容
『砂糖の世界史』(第5章 茶・コーヒー・チョコレート、第6章 砂糖のあるところに、奴隷あり)についての発表・討論
No. 9
担当者
畠山 禎
項目
ドキュメンタリー教材の視聴
内容
ドキュメンタリー教材の視聴(内容未定)/内容に関するディスカッション
No. 10
担当者
畠山 禎
項目
都市労働者と「砂糖入り紅茶」/砂糖の関税引き下げと奴隷制度の廃止
内容
『砂糖の世界史』(第7章 イギリス風の朝食と「お茶の休み」――労働者のお茶、第8章 奴隷と砂糖をめぐる政治)についての発表・討論
No. 11
担当者
畠山 禎
項目
レポート課題(1)
内容
レポート課題の中間発表会
No. 12
担当者
畠山 禎
項目
ビートの栽培
内容
『砂糖の世界史』(第9章 砂糖きびの旅の終わり――ビートの挑戦、エピローグ モノをつうじてみる世界史――世界史をどう学ぶべきか)についての発表・討論
No. 13
担当者
畠山 禎
項目
レポート課題(2)
内容
レポート課題の発表会
No. 14
担当者
畠山 禎
項目
レポート課題(3)
内容
レポート課題の発表会
No. 15
担当者
畠山 禎
項目
総括
内容
授業全体の振り返り、個別指導

到達目標

①身近なモノをつうじて、現在の世界がどのように形作られてきたのか、考えることができる。
②決められた時間内でわかりやすい内容の発表をすることができる。
③積極的に討論に参加することができる。

成績評価の方法と基準

試験方法:その他  実施時期:
演習時の発表や提出物の内容、ディスカッションへの参加態度(55%)、最終レポートとそのレポートのテーマについての発表(45%)にもとづき、総合的に判断します。ただし、最終レポート未提出の場合は単位を修得できません。欠席回数に応じて減点します。
授業への積極的な参加を高く評価します。

学生へのメッセージ(その他注意等)

この演習では、モノをつうじて歴史の問題を考えていきます。とくに、「食」にかかわるさまざまな問題を取り上げます。演習はみなさんの主体的な参加なしには成り立ちません。どうぞよろしくお願いします。
オフィスアワーは火曜日の昼休み~午後2時半、金曜日の午後4時半~ です。

教材

種別書名著者・編者発行所定価(円)
教科書砂糖の世界史川北稔岩波ジュニア新書700円
参考書ジャガイモのきた道――文明・飢饉・戦争山本紀夫岩波新書740円
参考書その他の参考書は教養図書館の「授業ナビ」コーナーにあります。0円
教科書
署名
砂糖の世界史
著者・編者
川北稔
発行所
岩波ジュニア新書
定価(円)
700円
参考書
署名
ジャガイモのきた道――文明・飢饉・戦争
著者・編者
山本紀夫
発行所
岩波新書
定価(円)
740円
参考書
署名
その他の参考書は教養図書館の「授業ナビ」コーナーにあります。
著者・編者
発行所
定価(円)
0円