英文名 | Supplementary Biology | |
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科目概要 | 2025年度 前期/1単位 | |
授業対象 | [自由]指定なし(M学部,S学部を除く) 月4or火2or火4or金2 | |
科目責任者 | 和田 浩則 | |
担当者 | 吉田 学※/坂田 剛/加藤 智美/増本 三香/西村 真由子※/岩崎 美樹※/森 真美子 | |
備考 | 科目ナンバリング:L101-GN09/授業形態:講義 |
高校で生物の授業を受けなかった学生が、[生物基礎]および[生物]の要点を学んで基礎的な知識を身につけ、「生物学」の講義を円滑に履修できるようにする。
細胞の構造と機能、遺伝子の役割、動物の反応、生態系について説明する。
【この授業は全て対面で実施します】
10〜30名程度の少人数クラスでの授業を行う。講義は「生物学要習受講ノート」に沿って行い、「フォトサイエンス生物図録」から抜粋した資料をスクリーンに示しながら説明する。
【フィードバックの方法】
毎回提出する出席カードに書かれた質問について解説する。
【授業時間外に必要な学習の時間:19時間】
予習: 第1回の講義で「生物学要習受講ノート」を配布するので、毎回の該当部分を読んでおくこと。
復習:「生物学要習受講ノート」の「まとめの問題」および「自習」の項目を使って復習すること。
回 | 項目 | 内容 |
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1 | 生物とは | 生物の共通性と多様性、細胞と細胞小器官 |
2 | エネルギーと代謝(1) | 生体物質、ATP、酵素 |
3 | エネルギーと代謝(2) | 呼吸と光合成 |
4 | 遺伝情報とその発現(1) | DNAと遺伝情報、DNAの複製 |
5 | 細胞の増殖と分化 | 細胞分裂、細胞周期、細胞の分化 |
6 | 遺伝情報とその発現(2) | 遺伝子の発現、RNA、転写と翻訳 |
7 | 生殖と遺伝 | 減数分裂、遺伝、突然変異 |
8 | 発生 | 体を構成する組織、動物の発生 |
9 | 動物の体内環境の維持(1) | 神経系、内分泌系 |
10 | 動物の体内環境の維持(2) | 恒常性、体液、血管系 |
11 | 免疫 | 免疫細胞、自然免疫、獲得免疫 |
12 | 生物の多様性と生態系 | 植生、バイオーム、保全 |
13 | まとめ | まとめ |
細胞の構造と機能、呼吸と光合成、遺伝子の複製と発現、細胞周期について説明できる。神経系、内分泌系、免疫による体内環境の維持について説明できる。生物の多様性と生態系について説明できる。
試験方法:筆記試験 実施時期:試験期間外
筆記試験により評価する(100%)。単位認定には、第1回~第12回までの講義のうち3分の2以上(8回以上)の出席が必要。
はじめて生物を勉強する人は用語の多さに戸惑うかもしれません。しかし、言葉の意味を正しく理解すれば、覚えることはそれほど難しいことではありません。「生物学要習受講ノート」は、予習・復習だけでなく、授業中に書き込むノートとして利用して下さい。「フォトサイエンス生物図録」には、授業で説明する以外にも多くの図が載っており、「生物学」の授業の参考書としても役に立ちます。出席カードには質問、意見、感想などを自由に記入して下さい。ASC(学習サポートセンター)では元高校教員の先生が、分かるまで丁寧に教えてくださいます。積極的に利用して、理解を深めるようにして下さい。
研究所における生命科学・医学系研究の経験を生かし、授業で取り扱う内容がどのように生命の深い理解を目指した研究や医療等につながっていくのかを折に触れて解説する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 定価(円) |
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教科書 | 新課程フォトサイエンス生物図録 | 嶋田正和他 監修 | 数研出版 | 880円+税 |
参考書 | (なし) |