英文名 | Supplementary Physics | |
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科目概要 | 2025年度 前期/1単位 | |
授業対象 | [自由]P学部 火5or木3or木4/ [自由]V学科 火5/ [自由]Z学科 木4or木5/ [自由]G学科 火5or水1or水2/ [自由]MB学部 水2or木5/ [自由]N学部 木5/ [自由]A学部 火5or水1or水2/ [自由]OV専攻 木3/ [自由]FR学部 木4or木5 | |
科目責任者 | 山本 洋 | |
担当者 | 吉村 玲子/川上 言美/塩沢 健太/關山 信 | |
備考 | 科目ナンバリング:L101-GN07/授業形態:講義 |
高等学校で物理を学習してこなかった学生が、物理というものに馴染み、興味を持ち、大学における「物理学」の講義の理解に役立つ基礎的な知識を身につけることを目的とする。
高等学校の「物理基礎」の内容を中心として重要と思われる部分を精選し、講義・演示実験・問題演習を通して学習する。「力と運動」「仕事とエネルギー」「熱と温度」「電気」「波」の他、物理学に必要な数学の基礎についても学習する。
【この授業は全てオンラインで実施します】
各項目について基本的な現象を実験(演示)し、目で見て直感的に理解してもらう。次に、演示した現象や演示に関連した法則などについて説明する。さらに、その場で問題演習を行い、現象や説明について理解できているかを確認する。担当教員により、理解しやすいよう説明、指導などのフィードバックを行う。課題については、授業内やホームページで解答を掲出することでフィードバックを行う。
【Google Classroomクラスコード】
全クラス共通:tfsbu37
【授業時間外に必要な学習の時間:21時間】
予習:講義前に要習ノートに目を通し、概略を把握しておくこと。
復習:講義後は不明確な部分について整理し、次回質問できるようにしておくこと。
回 | 項目 | 内容 |
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1 | 基本概念 | 物理量の表し方、単位など物理学全般に共通する基本概念のほか、ベクトル、三角比と三角関数など物理学に必要な数学の基礎について学習する。 |
2 | いろいろな力 | 重力、垂直抗力、張力、弾性力、摩擦力などさまざまな力について学習する。 |
3 | 力のつり合い | 力の合成・分解、力の成分、力のつりあいについて学習する。 |
4 | 直線運動 I | 等速直線運動、速さ・移動距離・経過時間の関係およびグラフの読みとり方について学習する。 |
5 | 直線運動 II | 等加速度直線運動、加速度と速度・移動距離の関係、自由落下、垂直投射について学習する。 |
6 | 運動の法則 | 慣性の法則、運動の法則、作用・反作用の法則、運動方程式について学習する。 |
7 | 仕事と力学的エネルギー | 仕事と力学的エネルギーの関係、仕事率について学習する。 |
8 | 熱 | 温度、熱量、熱容量、比熱、熱と仕事について学習する。 |
9 | 静電気と電流 | 静電気、静電誘導、誘電分極、オームの法則、ジュール熱について学習する。 |
10 | 電流と磁場 | 磁力線、電流が作る磁場、フレミングの左手の法則、電磁誘導について学習する。 |
11 | 波の性質 | 波の種類と伝わり方、波の要素、縦波と横波、波の重ね合わせについて学習する。 |
12 | 総合演習 | これまでの学習内容全体の理解を確実にするための演習を行う。 |
物理学に必要な単位、記号、用語、数学の基礎が身に付いており、力と運動、力学の法則、仕事と力学的エネルギー、熱、電気と磁場、波などの概念について説明できるようになる。
試験方法:なし 実施時期:
毎回の授業への取り組み(80%)、および課題問題の提出(20%)で評価する。3分の2以上の講義への出席を単位認定の必要条件とする。
物理に必要なものは「想像力」です。まずは演示実験を見て「直感的に物理を理解する」ことを心がけてください。意外な面白さを発見できることでしょう。また、授業中はアシスタントの先生も対応を行います。わからないところがあったら遠慮なく質問し、その場で理解するように努めてください。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 定価(円) |
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教科書 | 物理学要習ノート | 物理学研究室編 | 円 | |
参考書 | 物理基礎318 | 國友正和 他 | 数研出版 | 762円 |