授業の目的

多様な生物の持つ共通性を学び生命現象について理解を深めることで、専門分野の土台となる生物学・生命科学の基礎知識と考え方を身につけることを目的とする。

教育内容

まず、生命現象の基本的なしくみを物質を中心に学ぶ。また、生物が生命活動に必要なエネルギーをどのように獲得しているのか、どのように遺伝情報を次世代に伝えていくかについて学ぶ。その上で、生命が地球上に誕生してからどのように進化してきたのか、さらに、発生や免疫、恒常性の維持など、個体レベルでの反応について学ぶ。その後、生物同士の相互作用や、生物と地球環境との関係について学ぶ。

教育方法

【この授業は全て対面で実施します】
教科書の内容に基づき、スクリーンに資料を映しながら講義を行う。適宜、内容に関係する動画等を併用する。ただし、講義の順序については教科書と異なる場合がある。毎回、講義資料を配布する。講義中にプリントやノートにメモをとること。授業中および授業後に講義の内容に関する課題をGoogle Classroomで提出する。
【フィードバックの方法】次の講義で課題の解説や質問に対する回答を行う。

準備学習（予習・復習）

【授業時間外に必要な学習の時間：120時間】
予習：講義の最後に、次の回の講義の内容に関する予習項目・内容を指示する（教科書の指定範囲を読んでおく、あることがらについて調べておく等）ので予習してくること。
復習：講義後には、教科書、ノートや配布資料等を使って、講義内容をまとめるなどの復習を行い、内容の理解と確認をしておくこと。その後、Google Classroomでの課題に回答し、復習する。

授業内容(シラバス)

到達目標

身近な生命現象に興味を持つこと。また、生物学の基礎知識および考え方を習得すること。講義で扱う生命現象については、用語を正しく理解し、論理的に説明できること。

成績評価の方法と基準

試験方法：筆記試験 実施時期：試験期間内
定期試験（70%)とオンラインでの課題(30%)により評価する。

学生へのメッセージ（その他注意等）

生物学は、私たちにとって最も身近な学問領域の一つです。私たちがどうやって生きているのか、その仕組みを知ることを楽しんで下さい。また、現代社会には生物学と強く結びついた多くの問題があります。気になることは自発的に調べ、じっくりと考えてみてください。高校で「生物」を履修していない人や基礎知識に不安を感じる人は、生物学要習を履修して下さい。また、学習サポートセンター（ASC）も積極的に利用しましょう。

教材