Web Syllabus(講義概要)
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微分積分学B
英文名Differential and Integral Calculus B
科目概要2025年度 後期/2単位
授業対象[必修]FR学部 月3
科目責任者宮﨑 直
担当者宮﨑 直酒井 祐貴子
備考科目ナンバリング:L101-GI12/授業形態:講義

授業の目的

微分積分学は様々な現象の変化の様子を捉えるうえで必要不可欠な学問である.この講義では,1変数関数の積分法および2変数関数の微積分の基本事項の習得と,それらを活用するための計算力・数学的思考力の育成を目指す.講義や問題演習を通して,自力で問題を解ける楽しさ,理論を理解することの楽しさを味わってほしい.

教育内容

1変数関数の積分法および2変数関数の微積分について学ぶ.1変数関数の積分法については,不定積分と定積分の基本性質を学び,図形の面積や回転体の体積の計算法を習得する.2変数関数の微積分については,2変数関数の偏導関数,接平面の方程式,極値の求め方,重積分の計算方法などを学ぶ.

教育方法

【この授業は全て対面で実施します】
講義を中心に授業を進める.また,知識の定着のために,ほぼ毎回の授業で演習または小テストを実施する.
【フィードバックの方法】 演習や小テストは添削して返却する.

準備学習(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間:1コマあたり4時間(総時間数:60時間)】
予習:次回の授業内容について,教科書の該当部分に目を通し概要を把握しておく.(1時間程度)
復習:小テストや演習で間違えた箇所を見直し,授業内容を復習する.(3時間程度)

授業内容(シラバス)

担当者項目内容
1宮﨑 直
酒井 祐貴子
不定積分
不定積分を定義し,基本的な関数の不定積分の公式を微分の公式から導出する.
2宮﨑 直
酒井 祐貴子
置換積分法
置換積分法を合成関数の微分法から導出する.また,置換積分法を用いる不定積分の計算練習をする.
3宮﨑 直
酒井 祐貴子
部分積分法
部分積分法を積の微分法から導出する。また,部分積分法を用いる不定積分の計算練習をする.
4宮﨑 直
酒井 祐貴子
定積分の定義
定積分を定義し,微分積分学の基本定理について学ぶ.
5宮﨑 直
酒井 祐貴子
定積分の諸公式
定積分に対する置換積分法と部分積分法を学び,それらを用いる計算練習をする.
6宮﨑 直
酒井 祐貴子
定積分の応用
定積分を用いて,図形の面積や回転体の体積を求める方法を学ぶ.
7宮﨑 直
酒井 祐貴子
広義積分
広義積分を定積分の極限として定義し,その計算練習をする.
8宮﨑 直
酒井 祐貴子
2変数関数の極限
2変数関数とそのグラフを定義し,2変数関数の極限や連続性について学ぶ.
9宮﨑 直
酒井 祐貴子
偏導関数
2変数関数に対して偏導関数を定義し,偏微分の計算練習をする.
10宮﨑 直
酒井 祐貴子
接平面
接平面の定義とその方程式について学ぶ.
11宮﨑 直
酒井 祐貴子
2変数関数の極値
2変数関数の極大値と極小値を求める方法を学び,計算練習をする.
12宮﨑 直
酒井 祐貴子
重積分と累次積分
重積分を定義し,単純な領域上の重積分は累次積分で表せることを学ぶ.
13宮﨑 直
酒井 祐貴子
重積分の変数変換(1)
重積分の変数変換について学び,1次式による変数変換の計算練習をする.
14宮﨑 直
酒井 祐貴子
重積分の変数変換(2)
重積分の極座標変換について学び,その応用としてガウス積分を計算する.
15宮﨑 直
酒井 祐貴子
まとめ
授業内容のまとめをする.
No. 1
担当者
宮﨑 直
酒井 祐貴子
項目
不定積分
内容
不定積分を定義し,基本的な関数の不定積分の公式を微分の公式から導出する.
No. 2
担当者
宮﨑 直
酒井 祐貴子
項目
置換積分法
内容
置換積分法を合成関数の微分法から導出する.また,置換積分法を用いる不定積分の計算練習をする.
No. 3
担当者
宮﨑 直
酒井 祐貴子
項目
部分積分法
内容
部分積分法を積の微分法から導出する。また,部分積分法を用いる不定積分の計算練習をする.
No. 4
担当者
宮﨑 直
酒井 祐貴子
項目
定積分の定義
内容
定積分を定義し,微分積分学の基本定理について学ぶ.
No. 5
担当者
宮﨑 直
酒井 祐貴子
項目
定積分の諸公式
内容
定積分に対する置換積分法と部分積分法を学び,それらを用いる計算練習をする.
No. 6
担当者
宮﨑 直
酒井 祐貴子
項目
定積分の応用
内容
定積分を用いて,図形の面積や回転体の体積を求める方法を学ぶ.
No. 7
担当者
宮﨑 直
酒井 祐貴子
項目
広義積分
内容
広義積分を定積分の極限として定義し,その計算練習をする.
No. 8
担当者
宮﨑 直
酒井 祐貴子
項目
2変数関数の極限
内容
2変数関数とそのグラフを定義し,2変数関数の極限や連続性について学ぶ.
No. 9
担当者
宮﨑 直
酒井 祐貴子
項目
偏導関数
内容
2変数関数に対して偏導関数を定義し,偏微分の計算練習をする.
No. 10
担当者
宮﨑 直
酒井 祐貴子
項目
接平面
内容
接平面の定義とその方程式について学ぶ.
No. 11
担当者
宮﨑 直
酒井 祐貴子
項目
2変数関数の極値
内容
2変数関数の極大値と極小値を求める方法を学び,計算練習をする.
No. 12
担当者
宮﨑 直
酒井 祐貴子
項目
重積分と累次積分
内容
重積分を定義し,単純な領域上の重積分は累次積分で表せることを学ぶ.
No. 13
担当者
宮﨑 直
酒井 祐貴子
項目
重積分の変数変換(1)
内容
重積分の変数変換について学び,1次式による変数変換の計算練習をする.
No. 14
担当者
宮﨑 直
酒井 祐貴子
項目
重積分の変数変換(2)
内容
重積分の極座標変換について学び,その応用としてガウス積分を計算する.
No. 15
担当者
宮﨑 直
酒井 祐貴子
項目
まとめ
内容
授業内容のまとめをする.

到達目標

1.1変数関数の不定積分,定積分の基本的な計算ができる.
2.積分を用いて,図形の面積や回転体の体積を求めることができる.
3.偏微分の意味を理解し,2変数関数の極値を求めることができる.
4.2変数関数の重積分の定義を理解し,基本的な計算をすることができる.

成績評価の方法と基準

試験方法:筆記試験 実施時期:試験期間内
担当者によって評価方法が異なるため,詳細は授業内で説明する.
定期試験の結果(85%)に平常点(15%)を加味して評価する(担当者により±5%程度の配分の差がある).

学生へのメッセージ(その他注意等)

授業内の学習だけですべてを理解するのは不可能です.なるべく自分で手を動かし,わからない箇所に遭遇したら気軽に質問してください.数学は積み重ねの学問です.時には学生同士で教え合ったりしながら,疑問は早めに解決しましょう.そうすれば,問題を考える楽しさや解けたときの喜びが味わえるはずです.

教材

種別書名著者・編者発行所定価(円)
教科書微分積分学加藤末広,勝野恵子,谷口哲也コロナ社2,860円
参考書(なし)
教科書
署名
微分積分学
著者・編者
加藤末広,勝野恵子,谷口哲也
発行所
コロナ社
定価(円)
2,860円
参考書
署名
著者・編者
発行所
定価(円)