授業の目的

この授業では，統計学BIで十分に学ぶことができなかった推定と検定について詳しく学ぶ．将来，現実の問題を考える際に統計的手法・思考を生かせるように，統計学の基礎知識の習得を目指す．

教育内容

無作為標本の平均・分散の性質，不偏推定量，中心極限定理などの理論，およびt分布、χ2分布、F分布といった基本的な分布を学び，それらを推定・検定に活用する方法を学ぶ．

教育方法

【この授業は全て対面で実施します】
講義形式および演習を行う．特に，演習問題を通して授業で得られた知識を実際に使用できるようにし，学習内容の定着をはかる．理解度の確認のために小テストやレポートなどを課す．
【フィードバックの方法】
小テストやレポートに対して，それを課した授業から２～３週間以内を目安として，添削や板書・プリントによる解説を行う．

準備学習（予習・復習）

【講義時間外に必要な学習の時間：60時間】
予習：教科書の該当部分や配付されたプリントに目を通し，概要を把握しておく．
復習：授業内で扱った問題を再度確認し，内容をノートにまとめておく．また，教科書の例題などに取り組む．
予習は毎週1時間程度，復習は毎週3時間程度をかけて行うこと．

授業内容(シラバス)

到達目標

1. 統計的な用語や概念を理解できるようになる．
2. 母平均，母比率，母分散の区間推定ができるようになる．
3. 様々な検定を活用できるようになる．

成績評価の方法と基準

試験方法：筆記試験 実施時期：試験期間外
定期試験（75％）と授業内で課す小テストやレポートなど（25％）によって評価を行う．なお欠席は減点する．

学生へのメッセージ（その他注意等）

データの処理と分析は，生活の様々な場面で重要となることでしょう．そのようなときに統計学の知識が大いに役立つはずです．統計学BI（前期）とこの授業の両方を合わせることで，統計学の基礎ができると思いますので，両方を履修することをお薦めします．関数電卓および教科書は毎回持参して下さい．

教材