授業の目的

看護学の専門に進む前段階として必要な英語力を「聴く」「読む」「話す」「書く」活動を通して養成する。英語で書かれた・話された内容から必要な情報を収集し、その情報をただ鵜呑みにするのではなく、自分で複数の観点から論理的に考える “Critical Thinking” の姿勢を身に付ける。さらに、自身の考えを課題にそってまとめ、表現する力を習得することを目的とする。また、聞き手に理解してもらえる(intelligible)発音とイントネーションも同時に身に付ける。語学学習の楽しさを知り、自主的な英語学習の動機につなげていく。副教材の用語集を使用して、基本的な医療専門用語も身に付ける。

教育内容

(1) 「聴く」活動：ネイティブの発音を聞き、発音変化や英語のリズムに耳を慣れさせる。日本語と英語の音韻的な違いについて入門的な知識を身につけ、発音練習をする。
(2) 「読む」活動：各ユニットのニュースリポートの構成を理解し、自身が情報発信する活動へ繋げる。
(3) 「話す」活動：本文に関連するトピックについて、英語で感想や考えを述べる。
(4) 文法学習：各ユニットの重要な文法項目に焦点を当てて解説し、使用する場面や文脈と関連付けて使う練習をする。
(5) 「書く」活動：本文に関連するトピックについてリサーチし、英語でリポートを書く。また、その内容をクラスで発表する。
(6) 復習テスト：各ユニット終了時に語彙テスト及び内容確認テストを行う。

教育方法

【この授業は全て対面で実施します】
資料の配布/課題提出のためにGoogleClassroomに登録してください。
GoogleClassroomクラスコード：25rerhp

Ⅰ VOCABULARY
各ユニットの医療ニュースに出てくる日常的・一般的な語彙と医療系の専門語彙を習得する。
Ⅱ COMPREHENSION
・ニュースリポートの映像を視聴し、大まかな内容を理解する。
・ニュースリポートのスクリプトを読み、Introduction、 Body、Conclusionに分けて要点をまとめる。
・ニュースサマリーの英文の空所を埋めながら内容を確認し、リスニングで答合わせを行う。
Ⅲ CRITICAL THINKING CHALLENGE
・リサーチの方法とその報告の仕方について解説を聴いて実践する。
・グループで情報をまとめ、PPTスライドを作成して発表する。

【e-Learning Exercise 】
EnglishCentral にアクセスし、語彙学習とリスニング・発音練習を行う。

【フィードバックの方法】
学生の授業中の発言に対しては随時行う。提出された答案・レポートの特徴的な見解や誤解については、次回の授業でクラス全体に匿名で提示してコメントする。

準備学習（予習・復習）

【授業時間外に必要な学習の時間：15時間】
【予習】
① 教科書の各問いに答える。
② わからない語句の発音と意味を調べ、ノートを作る。
【復習】
EnglishCentral にアクセスし、
①News を聞きながら空欄を埋める。
②Speaking チェックで発音練習をする。

授業内容(シラバス)

到達目標

(1) 専門的分野での英語による情報理解ができるようになる。
(2) 専門的なトピックにおいての批判的思考能力を身に付ける。
(3) 専門的分野で具体例を示しながら英語による論理的な説明ができるようになる。また、専門知識を持たないひとにも分かりやすく説明するコミュニケーション能力も身に付ける。

成績評価の方法と基準

試験方法：筆記試験 実施時期：試験期間外
学習参加態度(10％)、小テスト（20％）、課題(Eng lishCentral課題を含む)/レポート(20％)、e-learning課題（10％）、グループリサーチ・プレゼンテーション（40％）を総合して評価する。

学生へのメッセージ（その他注意等）

毎回の授業スタート時に、各自で「今日の授業でここだけは覚えよう！」という目標を決めましょう。授業終了時には、リアクション・ペーパーとして「今日の授業で気づいたことや学んだこと」を書いて提出してもらいます。（特徴的な見解や誤解については次回の授業でコメントします。）
受け身の姿勢ではなく、自ら考え、何か新たな気づきを得られるように取り組んでください。

教員免許取得のための選択科目

教材