授業の目的

専門課程に進む前の段階に必要な英語力を身につけるために、NHK NEWSLINEからの映像を題材にした総合英語教材を用いて、主に「聴く」「読む」力をつけていく内容の授業を行う。また、TOEIC教材のリスニング・パートの問題に答えることにより、ビジネス関連の語彙を増やし、リスニング力の強化を図る。自学自習用の課題としてオンライン学習ソフトから範囲を指定するので、期日までに終えておくこと。（詳細は授業で説明する。）

教育内容

テキストにある音声の書き取り問題は各自が取り組む課題であるが、その他の部分に関しては基本的にグループワークを中心として行う。テキストの本文については、主にパラグラフを中心に各グループに担当箇所を割り当て、単語・熟語・文法・構文・内容（和訳含む）などをグループ内で確認または話し合ったのち、結果はGoogle Classroomのファイルに書き込んでもらい、クラス全体でそのファイルの内容を見ながら担当者が適宜解説・修正を行う。その後、聞き取り・作文の問題の答え合わせを行う。TOEICの音声問題に関しては、スクリプトを空欄補充問題として配布して空欄に単語を書き取ったものを提出してもらう予定である。この授業では学生の主体的な学習が求められる。

教育方法

【この授業は全て対面で実施します】
日常的な英語表現に触れ、正しく聴き取る力を向上させるとともに、習得した表現法やスピーチ形式を使って発話練習を行う。リスニング力の訓練には、主にTOEIC聴解問題用の教材を使用し、適宜ディクテーションを行う。文章読解により、内容把握の問題に取り組み、語彙力の向上および文法・構文に関する知識の定着を図る。英語表現力の訓練として、ペア・グループワーク、対話練習等を実施し、情報収集・意見をまとめる力を培う。簡単な発話・会話から徐々にレベルアップして行き、最終的には1-2分程度のプレゼンテーションを行う。
【フィードバックの方法】
小テスト・提出課題などを採点・確認し、添削や解説を通じてフィードバックを行う。

準備学習（予習・復習）

【授業時間外に必要な学習の時間：15時間】
予習：教科書に目を通して、重要な表現を把握しておくこと。（30分以上）
TOEICのテキストは授業中に答え合わせ・解説をするので、テキストの音声を出版社のホームページからダウンロードし、解答しておくこと。
復習：教科書の英語表現について、音読練習を行うことで、語彙や言い回しを定着させること。（30分以上）
英文解釈や書き取り、練習問題などで間違った箇所について、再確認を行い、同じミスをしないようにすること。

授業内容(シラバス)

到達目標

1）リスニング問題を通じて聴解力を養い、必要な情報を的確に聞き取り、内容を捉えられるようになる。
2）TOEICの得点を上げられるように、リスニング・パートの出題形式・内容に慣れる。
3）自分の興味のあるトピックについて英語でまとまった内容の文章を書き、適切なスライドを作成し、プレゼンテーションができるようになる。

成績評価の方法と基準

試験方法：筆記試験 実施時期：試験期間外
オンライン上のCheckLinkへの解答の入力の有無（１０％）、予習の度合い・授業への参加度（２５％）、オンライン学習ソフトの達成度（５％）、プレゼンテーションの出来栄え（５％）、まとめの結果（５５％）などを総合して評価する。それぞれの割合は受講者の人数・レベル、実際の授業の進行状況等によって多少変わる可能性がある。ただし、そのうち一つでも０％の項目がある場合は単位を認定しない。また、授業中に授業とは関係ない作業・行動をした場合も減点の対象とする。

学生へのメッセージ（その他注意等）

予習復習は毎回行ってください。多くのペア・グループワークを通して、コミュニケーション能力を養っていくので、授業には積極的に参加してください。オフィスアワーは掲示を確認してください。

教員免許取得のための選択科目

教材