Web Syllabus(講義概要)
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英語BⅡ
英文名English BⅡ
科目概要2025年度 後期/1単位
授業対象[必修]P学部A・B,S1・2(普通)② 木4/ [必修]P学部C・D,S3・4(普通)② 木3
科目責任者平 辰彦
担当者平 辰彦
備考科目ナンバリング:L102-GF04/授業形態:演習

授業の目的

英語BⅠに続き、医学・薬学系の専門分野の「薬」に焦点をあて、その語彙と知識を学ぶ英語BⅡでは、専門分野を意識したテキストを用い、コミュニケーション能力の向上に重点を置き、「読む・聞く・書く・話す」の4技能を総合的に養成することを目的とします。また最近の医薬品研究の成果や薬剤師の役割を英語で読み、アカデミック・ライティングやプレゼンテーション、ロール・プレイを通して英語で表現する力を養成することを目的とします。

教育内容

薬学研究は英語で発信されることが多いため、最新の医薬品の研究の動向についていくためには、専門の内容を英語で読み解く読解力が不可欠です。この授業では、薬学に関する専門的な英語を読解するための基礎力をつけるため、薬学・医療に関するトピックを扱ったテキストを用いて、医療・社会問題を考え、英文の内容を正しく理解する読解力を養い、薬学の専門用語に関する語彙を増やし、「読む・聞く・書く・話す」の4技能を総合的に習得することを目指します。特に薬学の背景知識を学び、口頭でのプレゼンテ―ションやロール・プレイ、アカデミック・ライティングを行い、リスニングを練習し、聴覚力の養成も行い、読解力と聴覚力の英語の向上を目指します。

教育方法

【この授業は全て対面で実施します】
双方向の学習形式を取り、ペアーワークあるいはグループワークなどを取り入れた対面授業で行います。授業では、テキストを中心にリスニング問題を解き、随時、CDなどの教材を使用します。英語の語源を調べ、専門用語の語彙を増やし、各Unitの内容理解はクイズ形式で深めていきます。後期のテキストは『医学・薬学系の学生のための総合英語<第3版>』(南雲堂)を使用します。後期ではガイダンスの後、薬剤師と患者の会話のロール・プレイで発表。その後、テキストのUnit 6の「漢方薬とは何か」を読解し、「補完代替医療」としての漢方薬について学びます。また漢方薬に関する語源を調べ、その由来や漢方薬の歴史についても学びます。Unit 10では「薬物療法」と「精神医学」について学びます。Unit12では「感染症」について学びます。「精神医学」や「感染症」に関する英語の語源を調べ、その語の意味を深く探ります。語源についてのテキストは『語源で学ぶメディカル・イングリッシュ550』(南雲堂)を使用します。
【フィードバックの方法】
学生が提出したリアクション・ペーパーや課題レポートなどについて次回の授業で重要な項目について解説します。

準備学習(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間:15時間】
予習:①指定されたリーディング文章を読み、わからない単語や語句を調べておく。②指定された練習問題に解答する。(0.5時間)
復習:①単語・語句の意味や表現の確認とリーディング文章の音読。②間違ったところなどの練習問題の解き直しを行う。(0.5時間)
少なくとも毎週1時間は予習・復習をすること。15回の授業を通して15時間を予習・復習に費やしましょう。

授業内容(シラバス)

担当者項目内容
1平 辰彦
ガイダンス授業の進め方、授業の目的と到達目標、準備学習、成績評価の方法、Call Roomでの学習方法などの説明。テキストの構成、単元の内容、練習問題、リスニングテスト、ロール・プレイなどについての概説。
2平 辰彦
現場で役立つ薬学英語表現のロール・プレイの発表―Unit 14Unit 14の薬剤師と患者の会話をロール・プレイで発表する。 
3平 辰彦
Unit 6 (1)Pre-Readingでは、薬理学などの英語の意味を調べ、「漢方」について書かれたReadingを読み、その内容の正誤を確認し、短い「漢方」についての会話を聴き、「漢方」とは、どういう働きを持つ薬なのかをリスニングを通して理解を深める。
4平 辰彦
Unit 6 (2)「漢方薬」についてのReadingを読み、その内容を問うReading Comprehension問題を行う。また短い会話を聴き、その内容を問うリスニングも実施します。
5平 辰彦
Call Roomを使用し、シェイクスピアの悲劇『ロミオとジュリエット』を映画化した映像作品の「薬剤師」が登場する場面を鑑賞する。薬剤師の境遇と毒薬を取り上げたシェイクスピアの悲劇を映画化した映像作品を鑑賞し、当時の麻酔薬や毒薬について考える。
6平 辰彦
Unit 6 What Is Kampo?(3)「漢方薬」の種類、「漢方薬」の歴史、「漢方薬」を用いた補完代替医療の考え方、「漢方」を用いた治療方法、西洋医学との違いを理解する。
7平 辰彦
Unit 10-Pharmacotherapy and Psychiatry ーAnti-anxiety Agents  (1)精神医学の治療はこれまでに様々な治療薬や治療法が開発されてきました。しかしどの薬にもあるように副作用があります。ここでは精神疾患の治療薬の語源を調べ、その歴史を学びます。
8平 辰彦
Unit 10 -Pharmacotherapy and Psychiatry ーAnti-anxiety Agents (2)Pre-Readingでは「薬物療法」をはじめ、脳内の精神伝達物質の一種の「セロトニン」、選択的セロトニン再取り込みの阻害薬「SSRI」などの薬の説明を英語で理解し、「薬物療法」と「精神医学」についての英語の説明を理解し、Readingを読み、その内容を問う問題を行う。また短い会話を聴き、その内容を問うリスニングも実施します。
9平 辰彦
Unit 10 -Pharmacotherapy and Psychiatry ーAnti-anxiety Agents (3)「薬物療法」や「精神医学」に関する英語の語源を調べ、それぞれの単語の生まれた時代背景を知り、その単語の意味がどのように変遷されたかを学ぶ。
10平 辰彦
Unit 12 Infection Diseases ーA Measure of Lethality (1)「感染症」は今後、ますます増えてくることが予測されます。現在の「コロナ禍」の中、私たちは「感染症」と共に生きなければならないといわれています。ここでは、なぜ、「コロナ」のような「感染症」を収束することがむずかしいのか、そのメカニズムについて具体的な例をあげながら、関連する用語などの説明も行っていきます。
11平 辰彦
Unit 12 Infection Diseases ーA Measure of Lethality (2)Pre-Readingでは「病原菌」をはじめ、「感染用量」などの「感染症」についての英語の説明を理解し、Readingを読み、その内容を問う問題を行う。また短い会話を聴き、その内容を問うリスニングも実施します。
12平 辰彦
Unit 12 Infection Diseases ーA Measure of Lethality (3)「感染症」にかかわる語彙について、語源を調べ、その結果をアカデミック・ライティングでまとめる。
13平 辰彦
「漢方薬と補完代替医療」「精神疾患の治療薬」「薬物療法」「心理療法」「感染症のメカニズム」「感染症の歴史」のまとめThe Wonders of MedicineのUnit 6, Unit10, Unit12,Unit13の総復習と後期全体の確認・まとめ
14平 辰彦
後期授業の『医学・薬学系学生のための総合英語』の総まとめ『医学・薬学系学生のための総合英語』(The Wonders of Medicine<Third Edition>) のUnit 6・Unit10とUnit12・Unit 13のまとめ
15平 辰彦
個別指導「漢方薬と補完代替医療」「精神疾患の治療薬」「薬物療法」「心理療法」「感染症のメカニズム」の後期試験の解説と学習内容の確認
No. 1
担当者
平 辰彦
項目
ガイダンス
内容
授業の進め方、授業の目的と到達目標、準備学習、成績評価の方法、Call Roomでの学習方法などの説明。テキストの構成、単元の内容、練習問題、リスニングテスト、ロール・プレイなどについての概説。
No. 2
担当者
平 辰彦
項目
現場で役立つ薬学英語表現のロール・プレイの発表―Unit 14
内容
Unit 14の薬剤師と患者の会話をロール・プレイで発表する。 
No. 3
担当者
平 辰彦
項目
Unit 6 (1)
内容
Pre-Readingでは、薬理学などの英語の意味を調べ、「漢方」について書かれたReadingを読み、その内容の正誤を確認し、短い「漢方」についての会話を聴き、「漢方」とは、どういう働きを持つ薬なのかをリスニングを通して理解を深める。
No. 4
担当者
平 辰彦
項目
Unit 6 (2)
内容
「漢方薬」についてのReadingを読み、その内容を問うReading Comprehension問題を行う。また短い会話を聴き、その内容を問うリスニングも実施します。
No. 5
担当者
平 辰彦
項目
Call Roomを使用し、シェイクスピアの悲劇『ロミオとジュリエット』を映画化した映像作品の「薬剤師」が登場する場面を鑑賞する。
内容
薬剤師の境遇と毒薬を取り上げたシェイクスピアの悲劇を映画化した映像作品を鑑賞し、当時の麻酔薬や毒薬について考える。
No. 6
担当者
平 辰彦
項目
Unit 6 What Is Kampo?(3)
内容
「漢方薬」の種類、「漢方薬」の歴史、「漢方薬」を用いた補完代替医療の考え方、「漢方」を用いた治療方法、西洋医学との違いを理解する。
No. 7
担当者
平 辰彦
項目
Unit 10-Pharmacotherapy and Psychiatry ーAnti-anxiety Agents  (1)
内容
精神医学の治療はこれまでに様々な治療薬や治療法が開発されてきました。しかしどの薬にもあるように副作用があります。ここでは精神疾患の治療薬の語源を調べ、その歴史を学びます。
No. 8
担当者
平 辰彦
項目
Unit 10 -Pharmacotherapy and Psychiatry ーAnti-anxiety Agents (2)
内容
Pre-Readingでは「薬物療法」をはじめ、脳内の精神伝達物質の一種の「セロトニン」、選択的セロトニン再取り込みの阻害薬「SSRI」などの薬の説明を英語で理解し、「薬物療法」と「精神医学」についての英語の説明を理解し、Readingを読み、その内容を問う問題を行う。また短い会話を聴き、その内容を問うリスニングも実施します。
No. 9
担当者
平 辰彦
項目
Unit 10 -Pharmacotherapy and Psychiatry ーAnti-anxiety Agents (3)
内容
「薬物療法」や「精神医学」に関する英語の語源を調べ、それぞれの単語の生まれた時代背景を知り、その単語の意味がどのように変遷されたかを学ぶ。
No. 10
担当者
平 辰彦
項目
Unit 12 Infection Diseases ーA Measure of Lethality (1)
内容
「感染症」は今後、ますます増えてくることが予測されます。現在の「コロナ禍」の中、私たちは「感染症」と共に生きなければならないといわれています。ここでは、なぜ、「コロナ」のような「感染症」を収束することがむずかしいのか、そのメカニズムについて具体的な例をあげながら、関連する用語などの説明も行っていきます。
No. 11
担当者
平 辰彦
項目
Unit 12 Infection Diseases ーA Measure of Lethality (2)
内容
Pre-Readingでは「病原菌」をはじめ、「感染用量」などの「感染症」についての英語の説明を理解し、Readingを読み、その内容を問う問題を行う。また短い会話を聴き、その内容を問うリスニングも実施します。
No. 12
担当者
平 辰彦
項目
Unit 12 Infection Diseases ーA Measure of Lethality (3)
内容
「感染症」にかかわる語彙について、語源を調べ、その結果をアカデミック・ライティングでまとめる。
No. 13
担当者
平 辰彦
項目
「漢方薬と補完代替医療」「精神疾患の治療薬」「薬物療法」「心理療法」「感染症のメカニズム」「感染症の歴史」のまとめ
内容
The Wonders of MedicineのUnit 6, Unit10, Unit12,Unit13の総復習と後期全体の確認・まとめ
No. 14
担当者
平 辰彦
項目
後期授業の『医学・薬学系学生のための総合英語』の総まとめ
内容
『医学・薬学系学生のための総合英語』(The Wonders of Medicine<Third Edition>) のUnit 6・Unit10とUnit12・Unit 13のまとめ
No. 15
担当者
平 辰彦
項目
個別指導
内容
「漢方薬と補完代替医療」「精神疾患の治療薬」「薬物療法」「心理療法」「感染症のメカニズム」の後期試験の解説と学習内容の確認

到達目標

1ある程度の長さの英文を正確に読み、内容を理解し、要点をまとめることができる。
2医学・薬学に関する語彙力をつけ、それに関する事柄を英語でプレゼンテ―ションすることができる。
3英語を聞いて、その内容を理解し、聞いた英単語を書き取ることができる。
4医学・薬学系の内容に関するアカデミック・ライティングの英作文を書くことができる。
5医学・薬学系の新しい事柄を積極的に学ぶことができる。

成績評価の方法と基準

試験方法:筆記試験 実施時期:試験期間外
リアクションペーパー 5% 
リスニングテストおよびロール・プレイの発表 10% 
オンラインの英語学習ソフトの評価 10%
定期試験 75% 
以上、総合評価とする。

学生へのメッセージ(その他注意等)

楽しみながら、英語に触れられるようにテキストは皆さんの興味ある薬学を主題にしたものを選びました。実際に英語を使う場面を想定しながら、授業に取り組んでください。ペアーワークやグループワークも取り入れていく予定です。授業への意欲的な参加に加え、日頃継続的に自学自習に取り組むことを望みます。語学学習は持続すれば必ず上達します。わからないことがあれば必ず質問すること。わからないままにはしないようにしてください。将来に結びつく英語の基礎をしっかりこの機会に習得して下さい。夢の実現のために頑張っていきましょう。

教材

種別書名著者・編者発行所定価(円)
教科書医学・薬学系学生のための総合英語(第3版)The Wonders of Medicine (Third Edition)瀬谷幸男、髙津昌宏、西村月満、平井清子、和治元義博、他 南雲堂1,900円(税別) 
教科書語源で学ぶメディカル・イングリッシュ550平井美津子南雲堂2,400円(税別)
教科書現場で役立つ薬学英語表現ガニエ・グレン南雲堂1,700円(税別)
参考書オンライン学習ソフトの補助教材0円
教科書
署名
医学・薬学系学生のための総合英語(第3版)The Wonders of Medicine (Third Edition)
著者・編者
瀬谷幸男、髙津昌宏、西村月満、平井清子、和治元義博、他
発行所
南雲堂
定価(円)
1,900円(税別) 
教科書
署名
語源で学ぶメディカル・イングリッシュ550
著者・編者
平井美津子
発行所
南雲堂
定価(円)
2,400円(税別)
教科書
署名
現場で役立つ薬学英語表現
著者・編者
ガニエ・グレン
発行所
南雲堂
定価(円)
1,700円(税別)
参考書
署名
オンライン学習ソフトの補助教材
著者・編者
発行所
定価(円)
0円