英文名 | Vocational Education | |
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科目概要 | 2025年度 前期/1単位 | |
授業対象 | 指定なし 金2/ [必修]PL学科 金2 《履修推奨科目》 | |
科目責任者 | 向井 孝夫 | |
担当者 | 向井 孝夫/髙橋 香代子※/中村 陽子※/伊藤 道彦※/金原 嘉子※/青木 友寛※/清野 正子※/佐々木 洋武※ | |
備考 | 科目ナンバリング:L101-IS02/授業形態:講義 |
「仕事と人生」の底流は、科学と技術の進化にしたがう社会構造の移り変わり、あるいはジェンダー等の理解を含む個と集団のつながりの変化にともない、常に変動する。生命科学を基盤とする様々な分野の話から、未知の世界を見聞して視野を広げ、「未来への羅針盤」として自身の今後の人生を考える契機とすることを、この講義の目的とする。
北里大学の理念「いのちを尊び、生命の真理を探究し、実学の精神をもって社会に貢献する」に則り、多様な社会で働く人の生き方を見聞させることにより、夢や希望を抱かせ、向学心を高める。また、社会や考え方の多様性を認識させる。さらに、未知の世界を知らせ、視野や思考経路を広げることにより、社会を生き抜くための「理系+αの知識と思考力・創造力」の必要性を理解させる。
【この授業は全て対面で実施します】
下記にあげる参考書等を材料とする、学内外の講師によるオムニバス形式の講義。
【フィードバックの方法】初回講義に課題を出し、それに対するレポートの内容を次回以降の講義内容に反映する。
【Google Classroomクラスコード】ygnu7bq
【授業時間外に必要な学習の時間:29時間】
予習:下記の「授業内容」にあげた参考書等の精読。 復習:講義を受け考えたこと、重要だと感じたことのまとめ。
回 | 担当者 | 項目 | 内容 |
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1 | 向井 孝夫 髙橋 香代子 | オリエンテーション 【学長補佐・就職センター長】 出会いの一つ一つが自分にとっての「仕事」をかたどっていく 【医療衛生学部 教授】(5/30) | 講師を紹介し、本講義の目的と全体像を示す。(講義ガイダンス) 作業療法士を目指して北里に入学し、大学から大学院へ進学、さらに米国留学へ。役割という意味での「仕事」の概念の変遷を、ライフステージにおける様々な出会いを通して紹介する。 |
2 | 中村 陽子 | 誰かとつながる、誰かに届ける 【健康管理センター 講師】(6/6) | 変動する社会で心理職の動向はどう変遷してきたのか、また、自分が心理職として様々な現場で仕事をしながらどのようなことを感じ、考えてきたのかを紹介する。 |
3 | 伊藤 道彦 | Passion・Art・Love・Scienceと仕事 【理学部 准教授】(6/13) | 研究・教育者・人間として、仕事と人生と世界への個人的アフォリズムを紹介:時代を、AIを楽しみ、未来を想像しよう!君の脳はDNAを凌駕する!ミームを変えよう! |
4 | 金原 嘉子 | 「自分らしく幸せな働き方」を実現させるためのマインドを磨こう 【㈱サクセスフルエイジングサポート代表取締役】(6/20) | 看護師・保健師としての経験から学んだ「自分らしく幸せな働き 方」とは?そして、今から実践できる、その働き方を実現させるためのマインドの磨き方を紹介・体験する。 |
5 | 青木 友寛 | 私たちと食の未来~好きなことを仕事に選んだ私がさかなを通じて人生をデザインしていくまで~ 【水産庁 漁政部 漁政課 広報班】(6/27) | 世界の食料問題や我が国の食料事情等について概説したうえで、我が国の農林水産業、特に水産業の現状や課題について掘り下げて紹介する。その中で、国家公務員を就職先として選んだ経緯や水産庁で働いてきた自身の経験等を振り返り、受講者に向けて自分の人生やキャリアをデザインするためのヒントやそれらを考えてもらうためのきっかけを提供する。 |
6 | 清野 正子 | 薬学と仕事〜北里生の未来について〜 【薬学部 教授】(7/4) | 北里生のみなさんが、社会人として活躍する場所(仕事)を明確化・実現化するために、今、何を学び・経験するべきかを意識することができる。薬に魅力を感じて入学した薬学での学び(大学、大学院)やアメリカ留学を振り返り、今の仕事にどう繋がったのかを紹介する。 |
7 | 佐々木 洋武 | 『夢と現実』今の自分に出来る事 【Meiji Seikaファルマ(株) MR】 (7/11) | もしも自分の想い描いていた未来と少し違う場所に行きついてしまったら!?『将来の夢≠仕事』だとしても、やり抜く事と志の重要性を紹介する。 |
8 | 向井 孝夫 | まとめ(7/18) | 本講義での疑問、質問を受け付ける。 |
自分に与えられた時間と環境を認識し、自己の特性を理解したうえで将来の進路選択を含め、大学生活4年間(あるいは6年間)でやるべきことを自ら考え、人生計画の概要を設計できるようにする。
試験方法:レポート 実施時期:試験期間外
学期末レポート(90点)、課題レポート(10点)により評価する。
講義から様々なことを学び、学生生活を有意義に過ごすためのプランをつくり、実践していくことを望みます。また、目標へ到達する道筋は一つではないので、受講後には是非とも友人とディスカッションをしてみてください。
[高橋 香代子] 大学病院や医療衛生学部での実務経験から、北里大学での学生時代の経験が、どのように現在の仕事へと繋がっているか紹介する。 [中村 陽子] 医療機関や教育機関などで心理士(師)として仕事をした経験を伝える。 [伊藤 道彦] 研究所での基礎研究経験と本学での研究経験が、自身の研究人生(仕事)にどう関わってきたかを話す。 [金原 嘉子] 健康支援の実務経験、更に病院→行政→独立という働き方の変化から得られた学びと気づきを伝える。 [青木 友寛] 国家公務員として働いてきた経験等を紹介し、キャリアや人生をデザインすることについて考えてもらうヒントやきっかけを提供する。 [清野 正子] 大学にて教育と研究に従事してきた約30年間の経験について、自分の視点から、また送り出した卒業生の視点から、それぞれ話す。 [佐々木 洋武] 製薬会社での実務体験を踏まえ、激変する社会環境に於いて働くことの意義や心構え等を会社員の立場から紹介する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 定価(円) |
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教科書 | (なし) | |||
参考書 | 仕事が人をつくる(第1回) | 小関 智弘 | 岩波書店 | |
参考書 | 古くてあたらしい仕事(第2回) | 島田 潤一郎 | 新潮文庫 | |
参考書 | オス脳ミーム〜男が戦争をする理由を進化学から解く〜(第3回) | 伊藤 道彦 | 幻冬舎メディアコンサルティング | |
参考書 | どんな仕事も楽しくなる3つの物語(第4回) | 福島 正伸 | きこ書房 | |
参考書 | 道をひらく(第5回) | 松下 幸之助 | PHP研究所 | |
参考書 | チーズはどこへ消えた?(第6回) | スペンサー・ジョンソン | 扶桑社 | |
参考書 | すべては導かれている 逆境を超え、人生を拓く五つの覚悟(第7回) | 田坂 広志 | 小学館 |