授業の目的

医学・薬学系の専門分野の「薬」に焦点をあて、その語彙と知識を学ぶ英語ＢⅠでは、専門分野を意識したテキストを用い、コミュニケーション能力の向上に重点を置き、「読む・聞く・書く・話す」の４技能を総合的に養成することを目的とします。また最近の医薬品研究の成果や薬剤師の役割を英語で読み、アカデミック・ライティングやプレゼンテーションを通して英語で表現する力を養成することを目的とします。

教育内容

薬学研究は英語で発信されることが多いため、最新の医薬品の研究の動向についていくためには、専門の内容を英語で読み解く読解力が不可欠です。この授業では薬学に関する専門的な英語を読解するための基礎力をつけるため、薬学・医療に関するトピックを扱ったテキストを用いて医療・社会問題を考え、英文の内容を正しく理解する読解力を養い、語源を通して薬学の専門用語に関する語彙を増やし、「読む・聞く・書く・話す」の４技能を総合的に習得することを目指します。特に薬学の背景知識を学び、口頭でのプレゼンテ―ションやロール・プレイの発表。アカデミック・ライティングを実施し、リスニングの練習も実施し、聴覚力の養成を行い、読解力と聴覚力の英語の向上を目指します。前期のテキストは『現場で役立つ薬学英語表現』（南雲堂）を使用します。後期のテキストは『医学・薬学系の学生のための総合英語＜第３版＞』（南雲堂）を使用します。前期ではUnit 1で「薬とは何か」を読解し、薬の種類、効果・効能、服用期間、用量、薬の副作用、薬の保管方法などを学びます。Unit 2では「薬」を意味する英語の違いを学び、薬学で使用する専門用語を語源を通して学びます。Unit 3では病気の様々な症状について語源を通して学びます。Unit4では薬のタイプと目的について学びます。Unit12では薬局での薬剤師と患者の英語の会話をロール・プレイで発表します。語源についてのテキストは『語源で学ぶメディカル・イングリッシュ550』（南雲堂）を使用します。

教育方法

【この授業は全て対面で実施します】
双方向の学習形式を取り、ペアーワークあるいはグループワーク、ロール・プレイなどを取り入れた対面授業で行います。授業では、テキストを中心にリスニング問題を解き、随時、ＣＤなどの教材を使用します。Unit 1では最初に英語で「薬とは何か」を読解し、薬の種類、効果・効能、服用期間、用量、薬の副作用、薬の保管方法などを学びます。Unit 2では「薬」を意味する英語の違いを学び、薬学で使用する専門用語を語源を通して学びます。Unit 3では、病気の様々な症状について語源を通して学びます。Unit4では、薬のタイプと目的について学びます。Unit12では、薬局での薬剤師と患者の英語の会話をロール・プレイで発表します。
【フィードバックの方法】
学生が提出したリアクション・ペーパーや課題レポートなどについては、次回の授業に解説します。

準備学習（予習・復習）

【授業時間外に必要な学習の時間：１５時間】
予習：①指定されたリーディング文章を読み、わからない単語や語句を調べておく。②指定された練習問題に解答する。（0.5時間）
復習：①単語・語句の意味や表現の確認とリーディング文章の音読。②間違ったところなどの練習問題の解き直しを行う。（0.5時間）
少なくとも毎週1時間は予習・復習をすること。１５回の授業を通して１５時間を予習・復習に費やしましょう。

授業内容(シラバス)

到達目標

１ある程度の長さの英文を正確に読み、内容を理解し、要点をまとめ、説明する力を身につける。
２薬学に関する語彙力をつけ、アカデミック・ライティングを書く力を身につける。
３薬楽に関する事柄を英語でプレゼンテーションやロール・プレイをする力を身につける。
４英語を聞いて、その内容を理解し、反応する力を身につける。
５薬学に関する内容を英語で話す力を身につける。

成績評価の方法と基準

試験方法：筆記試験 実施時期：試験期間外
評価基準：リアクションペーパーおよびロール・プレイの発表　１０％
オンライン学習ソフトの評価　　　　　　　　　　　　　　　　１０％　　　
定期試験　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　８０％
以上、総合評価とする。

学生へのメッセージ（その他注意等）

楽しみながら、英語にふれられるようにテキストは皆さんの興味のある薬学を主題にしたものを選びました。実際に英語を使う場面を想定しながら、授業に取り組んで下さい。英語力のアップに最も効果的なのは【音読】です。英語を何度も声に出して身体で覚えていきましょう。
また予習と復習に時間をかけてやることも大切です。それぞれ１時間以上は毎週やりましょう。わからないことは、そのままにしないで質問して下さい。授業では、ペアーワークあるいはグループワークも取り入れていく予定です。専門分野で英語を使いこなせれば、未来の可能性は大きく広がります。将来に結びつく英語の基礎をしっかりこの機会に習得して下さい。夢の実現のために頑張っていきましょう。

教材