英文名 | Health Science C | |
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科目概要 | 2025年度 前期/2単位 | |
授業対象 | 指定なし(PT専攻を除く) 木1/ [必修]PT専攻 木1 | |
科目責任者 | 北川 淳 | |
担当者 | 北川 淳/山田 裕子※/今井 雅世※/森岡 優子※/梶山 和美※/渡邊 裕之※/池村 司/吉永 龍起/古川 史也 | |
備考 | 科目ナンバリング:L101-HH03/授業形態:講義 |
心身ともに健康な学生生活を送るための知識を身につける。「心の健康」,「栄養」,「寿命」など健康に関する身近な内容や,「食資源」,「災害時の医療体制」など健康を取り巻く環境について理解する。さらに,運動(競技スポーツも含む)を継続する上で重要な「スポーツ外傷」や「スポーツ傷害」に関する知識についても身につける。これらを通して豊かな健康の維持・向上ができるように「運動・栄養・休養」に関する基礎的な知識を習得することをめざす。
人間の生体機構やストレス対応,運動の持つ様々な効果や食事の大切さ,トレーニング方法などについて医療系,健康科学,運動生理学などを専門とする教員がオムニバス形式で講義する。
【この授業は全てオンラインで実施します】
各教員が1週または2週にわたり講義形式の動画配信(Google Classroomによる)を行う。
1週の講義の場合は,動画視聴後にレポート提出や小テストに解答する。
2週の講義の場合は,1週目にリアクションペーパーや課題を提出し,2週目にレポート提出や小テストに解答する。
【フィードバックの方法】
担当教員によって以下のいずれかの方法によって行う。
①1週目に課題を設定し,翌週に代表的な回答例について解説を行う。
②2週目に授業内テストを実施し,翌週に模範解答を提示する。
③提出したリアクションペーパーに対しては,翌週に主なコメント(5〜10件程度)に対応する。
【Google Classroomクラスコード】pe6g43j
【授業時間以外に必要な予習・復習時間:60時間(試験のための学習時間も含む)】
予習:ガイダンス時に各担当者の講義概要について説明する。
各講義前には内容を把握するとともに用語の意味を理解しておくこと。
復習:授業内容ノートに確認しておくこと。また繰り返しの視聴により理解を深める。
回 | 担当者 | 項目 | 内容 |
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1 | 北川 淳 | ガイダンス(日付:4/10) | 講義内容,展開の仕方,評価方法など授業全般について説明を行う。 その後、健康の概念について解説する。 |
2 | 山田 裕子 | ストレスと心の健康(4/17) | 適応と不適応の違いやストレス対処方略について。 |
3 | 山田 裕子 | 人間関係とコミュニケーション(4/24) | 場面や立場の違いを考慮した望ましいコミュニケーションについて。 |
4 | 今井 雅世 | 栄養学概論:日本人の食生活の現状と望ましい栄養のとり方(5/8) | 国民栄養調査の結果と日本人の食事摂取基準および一人暮らしの食事の工夫。 |
5 | 森岡 優子 | 栄養学応用:生涯にわたる食事の重要性(5/15) | 医療職として修得すべき内容の一つとして,生活習慣病予防の食事療法などについて解説する。 |
6 | 梶山 和美 | 日本の災害医療体制について(5/22) | 日本の災害医療体制および自助,共助,公助の必要性について。 |
7 | 梶山 和美 | 災害時のチーム医療について(5/29) | 災害時のチーム医療と救援者のメンタルヘルスについて。 |
8 | 吉永 龍起 | ストレスと寿命(6/5) | 老化と寿命決定の過程におけるストレスの多様な働きを学ぶ。 |
9 | 古川 史也 | 魚類における浸透圧とイオン(6/12) | 魚類の体内におけるイオンおよび浸透圧調節機構について学ぶ。 |
10 | 渡邊 裕之 | スポーツ傷害とは(6/19) | スポーツ外傷の分類とスポーツ外傷発生のメカニズムについて解説する。 |
11 | 渡邊 裕之 | スポーツ傷害の予防(6/26) | スポーツ傷害予防のための戦略と予防を実施した際の効果について解説する。 |
12 | 池村 司 | 運動と健康(有酸素運動)(7/3) | 有酸素運動が心身に及ぼす効果について解説する。 |
13 | 池村 司 | 運動と健康(無酸素運動と身体活動)(7/10) | 無酸素運動および,生活行動による身体活動が心身に及ぼす効果について解説する。 |
14 | 北川 淳 | 骨粗鬆症(7/17) | 女性に多く発症する骨粗鬆症に関して,骨量の加齢変化,骨代謝,予防法等について解説する。 |
15 | 北川 淳 | まとめ(7/31) | 授業全体の総括的なまとめを行う。 |
①自分自身の健康やその管理方法について理解できる。
②健康とスポーツの科学,スポーツ医学などの基礎知識を習得する。
③長い人生を心身ともに健康で過ごして行くために実践的な知識を教養として身につける。
試験方法:その他 実施時期:試験期間外
各教員のレポート課題や授業内テスト(90%)とリアクションペーパー(10%)で総合的に評価する。
評価基準:レポート課題は,該当授業の要点を的確に把握しているかを基準に評価する。
授業内テストは,設問に対する回答を採点して評価する。
なお,授業内テストの未受講やレポート未提出,リアクションペーパー未提出は欠席扱いとして減点とする。
自己の健康について興味がある,また健康に関する幅広い知識を習得したい人は必見です。
山田裕子:学生相談室における臨床心理士としての経験を踏まえ、大学入学後の新しい環境下でのストレス対処法や 人間関係の築き方について概説する。
今井雅世・森岡優子:病院での管理栄養士としての経験を踏まえ、一人暮らしの栄養に関する注意点や医療従事者と して最低限必要な知識について概説する。
梶山和美:病院での看護師としての経験を踏まえ、災害発生時の医療体制や初動対応などについて概説する。
渡邊裕之:病院での理学療法士としての経験を踏まえ、スポーツ傷害ついて概説する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 定価(円) |
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教科書 | (なし) | |||
参考書 | (なし) |