授業の目的

医療の専門に進む前段階として必要な英語力を「聴く」「読む」「話す」「書く」活動を通して養成する。英語で書かれた内容から必要な情報を収集し、その情報をただ鵜呑みにするのではなく、自分で複数の観点から論理的に考える “Critical Thinking” の姿勢を身に付ける。さらに、自身の考えを課題にそってまとめ、表現する力を習得することを目的とする。また、聞き手に理解してもらえる(intelligible)発音とイントネーションも同時に身に付ける。語学学習の楽しさを知り、自主的な英語学習の動機につなげていく。副教材の用語集を使用して、基本的な医療専門用語も身に付ける。

教育内容

(1) 「聴く」活動：会話を聴き、ディクテーションをする。日本語と英語の音韻的な違いについて入門的知識を学び、発音練習をする。
(2) 「読む」活動：リーディング・ストラテジーを学ぶ。「読む」活動でライティングに活かせる知識も身に付けられることを学ぶ。
(3) 「話す」活動：本文に関連したトピックについて感想や考えを述べる練習をする。
(4) 文法学習：本文に出てきた文法・構文に焦点を当て、場面や文脈に即した用法を学習する。
(5) 「書く」活動：本文に関連したトピックについて、パラグラフを書いて表現する練習をする。
(6) 復習テスト：各ユニット終了時に語彙テストを行う。

教育方法

【この授業は全て対面で実施します】
資料の配布/課題提出のためにGoogleClassroomに登録してください。
GoogleClassroomクラスコード：fhaaba7

【Vocabulary】
本文で使用される語句をマッチング問題で確認する。（必ず辞書で意味と発音の両方を確認してください。）
【Reading Comprehension】
・段落ごとの内容を整理しながら文章全体の構造を把握し、論点を読み取る。
・パラグラフ構造を意識しながら文章全体の構造を立体的に捉える。
【Writing】
・各ユニットで取り上げるライティングスキルについての解説を聴き、演習を行う。
【Listening & Speaking】
・各ユニットのテーマに関連したダイアローグを聴いて空欄を埋めるディクテーションを行う。
・日英語の音韻的規則の違いについての解説を聴き、リスニングと発音の練習をする。
【フィードバックの方法】
学生の授業中の発言に対しては随時行う。提出された答案・レポートの特徴的な見解や誤解については、次回の授業でクラス全体に匿名で提示してコメントする。

準備学習（予習・復習）

授業時間外に必要な学習の時間：15時間
【予習】
① 本文を読んで、全訳する/各パラグラフの要点を書き出す。
② 授業で指示された課題に取り組む。
【復習】
① 本文を読んで、Comprehension Questions B の問いに答える。
② 授業で指示された課題に取り組む。

授業内容(シラバス)

到達目標

(1) 科学的分野での英語による情報理解ができるようになる。
(2) 科学的なトピックにおいての批判的思考能力を身に付ける。
(3) 具体例を示しながら英語による論理的な説明ができるようになる。また、その分野の専門知識を持たないひとにも分かりやすく説明するコミュニケーション能力も身に付ける。

成績評価の方法と基準

試験方法：筆記試験 実施時期：試験期間外
学習参加態度(10％)、小テスト（10％）、課題/レポート(20％)、e-learning課題（10％）、期末試験（50％）を総合して評価する。

学生へのメッセージ（その他注意等）

毎回の授業スタート時に、各自で「今日の授業でここだけは覚えよう！」という目標を決めましょう。授業終了時には、ミニ講義レポートとして「今日の授業で気づいたことや学んだこと」を書いて提出してもらいます。（「学習参加態度」の採点対象となります。）受け身の姿勢ではなく、自ら考え、何か新たな気づきを得られるように取り組んでください。

教材