英文名 | Psychology B | |
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科目概要 | 2025年度 後期/2単位 | |
授業対象 | 指定なし(HS学科臨床心理学コース,OT専攻,ST専攻を除く) 火4or火5/ [必修]OT専攻 火4or火5/ [必修]ST専攻 火4or火5 | |
科目責任者 | 太田 碧 | |
担当者 | 太田 碧 | |
備考 | 科目ナンバリング:L101-HS20/授業形態:講義 |
心理学ではこころのはたらきについて実験・調査・観察などを通して科学的に検討している。これらの研究を概観することで心理学の知識や考え方を身につけ,理解を深めることを目的とする。
おもに知覚心理学・学習心理学・認知心理学の内容について概観する(心理学Aとは異なる内容である)。授業内で紹介する各分野の古典となる研究や用語,具体例について理解する。
【この授業は全て対面で実施します】
スライドと配布資料を利用して対面での講義形式で進める。外部ドライブに配布資料をアップロードするので,事前に確認する。授業に出席のうえ,理解度の確認と平常点の資料のためのリアクションペーパーを提出し,授業後には指示された課題に取り組む。次回の授業で教員からリアクションペーパーや課題のフィードバックを行う。
【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:次回の授業のキーワードについて調べ,内容や疑問点を整理しておくこと。
復習:授業内で指示された課題に取り組む,配布資料を再読する,授業内で扱った概念や用語を用いる身近な例や具体例を考える,関連文献を読むなどすること。
回 | 項目 | 内容 |
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1 | オリエンテーション・心理学とは | 本講義の進め方や成績評価方法について説明,また心理学の歴史について解説する。 |
2 | 心理学の研究法 | 実験・調査・検査などの研究手法について解説する。 |
3 | 知覚1:知覚の基礎知識 | ゲシュタルト,図と地,感覚閾など,知覚心理学の基本的な概念を解説する。 |
4 | 知覚2:知覚の特性 | 視覚・聴覚,色・運動の知覚などに関する特性を解説する。 |
5 | 知覚3:顔 | 顔の知覚・認知に関して解説する。 |
6 | 学習1:条件付け | 古典的条件付けとオペラント条件付けを中心に,学習に関する古典的な知識について解説する。 |
7 | 学習2:さまざまな学習 | 潜在学習・観察学習など,さまざまな学習についての基礎知識を解説する。 |
8 | 学習3:学習法 | 効果的な学習法について解説する。 |
9 | 記憶1:記憶の基礎知識 | 注意・処理水準・ワーキングメモリなどについて解説する。 |
10 | 記憶2:記憶情報 | 長期記憶・短期記憶など,記憶の分類とその機能について解説する。 |
11 | 動機付け | 内発的動機づけ・外発的動機づけなどの基本的な概念を解説する。 |
12 | 思考 | 推論や意思決定のバイアスについて解説する。 |
13 | 言語 | 言語の果たす役割や理解について解説する。 |
14 | パーソナリティ | パーソナリティの概念や測定法について解説する。 |
15 | 総括 | これまでの講義を振り返りまとめる。 |
おもに知覚心理学・学習心理学・認知心理学の理論や方法,用語について知り,説明できる。
試験方法:なし 実施時期:
授業に出席のうえ提出するリアクションペーパーによる平常点(45%),授業後の課題(55%)。
教科書は指定せず,毎講義,資料を配布します。学習した内容に関してより理解を深めたい場合には,参考書等を購入して読んでください。リアクションペーパーでは,授業内での疑問点・さらに詳細な説明がほしい箇所・学習した概念に当てはまる自身の経験など,コメントをしてください。個別にフィードバック,または全体で共有すべき話題については次回授業内でフィードバックを行います。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 定価(円) |
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教科書 | 毎回,資料を配布する。 | |||
参考書 | 心理学要論 こころの世界を探る [改訂版] | 福田由紀 著 | 培風館 | 2,640円 |