英文名 | The Constitution of Japan A | |
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科目概要 | 2025年度 前期/2単位 | |
授業対象 | 指定なし 金1or金2 | |
科目責任者 | 永山 茂樹 | |
担当者 | 永山 茂樹 | |
備考 | 科目ナンバリング:L101-HS01/授業形態:講義 |
1、憲法が保障する人権についての基礎的知識を学習する。
2、人権の考え方を身につける。
3、社会問題を、人権の観点から考える。
人権をめぐる諸問題を題材にして、過去・現在・将来の私たちは、それをどう解決してきたか、残された課題は何か、を理解させる
対面式の講義で行う。授業レジュメ(文書)はGoogle Classroomで配信するので、それを【印刷して】授業に持参すること。【フィードバック】提出されたレポートについては全体的な講評を講義で述べる。
なおクラスコードは、 qvopzps である
【講義時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:各回講義で指定する予習課題に取り組む 各回2時間
復習:講義で紹介した資料を材料にしながら、関心のある問題について考えてみる 各回2時間
回 | 担当者 | 項目 | 内容 |
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1 | 永山 茂樹 | 人権と人権宣言の歴史 | 人はなぜ人権と人権宣言をつくったか/近代の人権思想/人権宣言の歴史/ |
2 | 永山 茂樹 | 人権の分類 | どのようなものを人権とよぶか/人権の特徴/人権の分類/人権の持ち主/ |
3 | 永山 茂樹 | 平等(1) | 法の下の平等/憲法が禁じた差別/合理的な差別と不合理な差別/平等と自由の関係 |
4 | 永山 茂樹 | 平等(2) | 現代日本の性差別/現代日本の人種差別/競争こそが生きがい?競争至上主義をこえて/ |
5 | 永山 茂樹 | 心の自由(1) | 思想・良心の自由/「その人らしさ」の基礎になる思想・良心の自由/沈黙する自由/マインド・コントロール/「良心に反する行い」を強制できるか |
6 | 永山 茂樹 | 心の自由(2) | 信教の自由/信教の自由の限界/宗教と国家/政教分離をまもることの意義 |
7 | 永山 茂樹 | 表現の自由(1) | 表現の自由を保障する意義/政治的表現の自由/集会の自由/表現の自由の限界(他者の権利との関係) |
8 | 永山 茂樹 | 表現の自由(2) | 知る権利の大切さ/マスメディアの役割/秘密保護法の問題点 |
9 | 永山 茂樹 | 身体の自由 | 身体の自由/刑事裁判手続の概観/冤罪を防ぐために |
10 | 永山 茂樹 | 生存権 | 現代日本の貧困/健康で文化的な生活をいとなむ権利/生存権を実現する方法/朝日訴訟からまなぶこと |
11 | 永山 茂樹 | 教育権と学問の自由 | 教育をめぐる人権/教育のなかみはだれが決めるか/学校のなかの学生の権利/危機にたつ学問の自由 |
12 | 永山 茂樹 | 労働権 | 人間らしいはたらき方/ブラック企業とブラック・バイト/労働条件を改善するための団結権/労働権を保障するための制度(ダンダリンからまなぶこと) |
13 | 永山 茂樹 | 国際化と人権 | 人権を脅かすことにつながるグローバル化/人権を高めることにつながるグローバル化/平和のうちに生きる権利/国際人権法と日本国憲法 |
14 | 永山 茂樹 | 人権の実現 | あたらしい人権/人権を守る・発展させる主体はだれか/人権保障おける裁判所の役割/民主主義と人権/改憲と人権 |
15 | 永山 茂樹 | まとめ | まとめ |
社会・政治・経済・家族・学習生活など生活の全部面において、自己および他者の人権を尊重することができる。人権問題を解決し、人権を発展させることができる。
試験方法:レポート 実施時期:試験期間外
授業への参加 40% レポート 60% に基づいて成績を評価する。授業への参加はリアクションペーパーの提出状況およびその内容で判定をする。
わたしたちは、人権をまもり、人権を発展させ、人権とつきあって生きていかなければなりません。
科目 | 教職免許法施行規則第66条の6に定める科目 |
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種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 定価(円) |
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教科書 | 基礎からつくる立憲主義 | 石川裕一郎ほか | 学習の友社 | 1320円 |
参考書 | (なし) |