授業の目的

医療と健康に関するさまざまな話題を扱ったテキストを通して、医療に関連した内容の英文を正しく理解し、内容をまとめる力、正しい文法的知識に基づいて基本的な語彙を運用できる力などを養っていく。テキストの各ユニットの会話を基にした書き取り問題によって自然な英語表現を習得していく。また、『医療・看護・歯科・福祉 英語基本用語用例集』を用いて、医療に関する語彙を身につける。

教育内容

専門課程に進む前の段階として必要な英語力を身につけるため、学部の特性に沿った医療に関連した内容を扱ったテキストを読み、本文に関連した練習問題に答えることで基礎的な英語の運用能力・理解力を高めていく。授業以外で行う課題としてオンライン学習ソフトによる自学自習を課して、その結果も評価対象とする。（詳しくは授業時に指示する。）『医療・看護・歯科・福祉英語基本用語用例集』に関しては、範囲を決めて医療関係の英単語の意味を問う小テストを月1回行い、その点数も評価の対象とする。

教育方法

【この授業は全て対面で実施します】
授業は基本的にグループワークを中心として行う。テキストの本文に関しては、主にパラグラフを中心に各グループに担当個所を割り当て、単語・熟語・文法・構文・内容（和訳含む）などをグループ内で確認および話し合ったのち、結果をGoogle Classroomのファイルに書き込んでもらい、クラス全体でそのファイルの内容を見ながら担当者が適宜修正・解説を行う。その後、教科書の内容に関する問題や基本的な文法の復習問題、聞き取りの問題の答え合わせを行う。この授業では学生の主体的な学習が求められる。
【フィードバックの方法】
Google Classroomにアップロードされた文書の内容について担当者が適宜解説・修正を行う。

準備学習（予習・復習）

【授業時間外に必要な学習の時間：15時間】
予習：教科書のリーディング部分は辞書を丹念に引いて本文の内容を把握し、わかるところとわからないところが区別できるようにしておくこと。練習問題は本文が理解できていれば辞書を引いて答えられるので、授業前に必ず答えておくこと。聞き取り問題に関しては出版社のホームページから音声がダウンロードできるので、最初は聞き取れなくても何度も繰り返し聞いて単語を聞き取る努力をすること。（1時間以上）
復習：英文解釈や書き取り、練習問題で間違ったところは、どうして間違ったのか、答えを見ながら自分でよく確認しておくこと。本文に関しては、意味を考えながら音読して言い回しや文法事項等を定着させること。また、Google Classroomの文書にコメントがある場合は、そのコメントを熟読してその後の学習に活かすこと。（30分以上）

授業内容(シラバス)

到達目標

医療に関する語彙や表現、また会話等に慣れ親しみ、
１．医療に関連した内容を扱った英文の内容が正しい日本語に訳せるようになるだけでなく、具体的に何を言っているのかを自分の言葉で説明できるようになる。
２．医療に関連した単語を日本語に訳せるようになる。
上記を学ぶ過程で、クラス内の他の学生と討議・相談・協力しながら自分の足りない点を補い、また可能な場合は他の人の理解の助けをすることによって、お互いに英語の読解力を伸ばしていく。

成績評価の方法と基準

試験方法：筆記試験 実施時期：試験期間外
予習の度合いおよび授業への積極的な参加の度合い（２０％）、小テストの結果（２０％）、オンライン学習ソフトの課題の学習状況（５％）及びまとめの結果（５５％）などを総合して評価するが、そのうち一つでも０％の項目がある場合は単位を認定しない。また、授業中に授業とは関係ない作業・行動をした場合も減点の対象とする。

学生へのメッセージ（その他注意等）

辞書は毎時間持ってくること。オフィスアワーは掲示を確認すること。

教材