英文名 | English AⅠ | |
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科目概要 | 2025年度 前期/1単位 | |
授業対象 | [必修]MB学部A・B・C(上級) 木3/ [必修]MB学部D・E・F(上級) 木4 | |
科目責任者 | 橋本 真吾 | |
担当者 | 橋本 真吾 | |
備考 | 科目ナンバリング:L102-GF01/授業形態:演習 |
専門に進む前段階として必要な英語力を、海洋科学・生命科学系の英語を中心に、「読む」「聴く」「書く」「話す」の四技能を総合的に養成する。英語で書かれた文献から必要な情報を収集し、課題にそってまとめ、表現する力を養成することを目的とする。
主として海洋科学・生命科学系のテキストやTOEIC・英検等の練習問題を用い、読解力・聴解力・表現力を習得する。同時に英語で新しい事柄を学び、自分で考えたことを伝え、表現する力を磨き、社会との関連を題材にした教材を使用して幅広い知識と教養を習得するとともに、英語をツール(手段)とした情報収集/処理能力の向上を目指す。
【実施方法:対面授業】
双方向のやりとりやペア・グループワークを取り入れた授業である。テキストの解説時には日本語を使用し、ペア・グループワーク時には英語を使用する(日本語7:英語3程度の割合である)。また、随時オーディオや映像資料(CDやDVD)を活用する。授業に関する連絡はGoogle Classroomを通じて行う。
【Writing Workshop/Critical Thinking Workshop】
授業中には複数のワークショップ(演習)を実施する。Writingにおいては、日常的なテーマから政治・社会・文化に至るまで様々なトピックを取り上げ、即興的に文章を作成する活動を行う。これをコンテスト形式で実施し、積極的な取り組みにより能力を向上させることを目指す。Critical Thinkingでは、教科書の内容を通じて多様な論点を紹介し、英語で批判的思考を行う習慣を身につけることを目的とする。いずれのワークショップもクラス全体で取り組み、終了後にはフィードバックと振り返り(リフレクション)を行う。
【小テスト・課題レポート・プレゼンテーション】
小テスト(単語テスト): 毎週実施する。答案は翌週返却し、解説を行う。語彙力は語学力(特に読解)の基礎であるため、重点的に取り組む必要がある。
課題レポート: 第7回目の授業で公表するテーマに基づき、指定されたフォーマットに従い300 words程度の文章を作成し、提出させる。提出されたレポートには個別にフィードバックを行う。
プレゼンテーション: 各グループにフィードバックシートを配布する(Google Driveを利用する)。
課題図書: Everyday Ecology(南雲堂)
授業前に 教科書(課題図書)を読み、単語や用語を調べた上で予習を行うこと。本講義では、学習する語彙量が膨大 となるため、辞書(推奨:『リーダーズ英和辞典』第3版、または第2版)を活用し、単語ノートや単語カードを駆使して語彙力の向上に努めること。
単語テストは毎週実施する。テスト範囲には 映像資料(ドキュメンタリー・映画) も含まれるため、視聴した内容についても関連語彙を学習すること。
また、映画の台本や YouTubeの字幕(transcript)は適宜資料として配布する。これを活用し、リスニング力と語彙力の強化に努めてほしい。
回 | 担当者 | 項目 | 内容 |
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1 | 橋本 真吾 | 前期ガイダンス | 授業の進め方・教材についての説明。 リーディングエクササイズ(TOEIC/TOEFLを利⽤)、解説。 |
2 | 橋本 真吾 | Everyday Ecology | LESSON 9 BIODIVERSITY 1: THE SPICE OF LIFE 内容理解、聞き取り、重要語句・表現、英語文献からの情報収集、単語テスト。 |
3 | 橋本 真吾 | Everyday Ecology | LESSON 9 BIODIVERSITY 1: THE SPICE OF LIFE 内容理解、聞き取り、重要語句・表現、英語文献からの情報収集、単語テスト、ペアワークなど。 |
4 | 橋本 真吾 | TOEIC (1) | TOEICを知る Part 1 リーディングワークショップ、単語テスト、ペアワーク。オンライン学習ソフト使用方法の解説。 |
5 | 橋本 真吾 | Everyday Ecology | LESSON 13 ALL AT SEA 重要語句・表現の習得、要点を読み取る訓練、単語テスト。 TOEICを知る Part 3 リーディングワークショップ、単語テスト、ペアワークなど。 |
6 | 橋本 真吾 | Everyday Ecology | LESSON 13 ALL AT SEA 重要語句・表現の習得、要点を読み取る訓練、単語テスト、ペアワーク。 |
7 | 橋本 真吾 | Watching Documentary(映像と英語字幕を使ってリスニング強化) Sylvia Earle "Sea of Hope: America's Underwater Treasures" (2017) | 英語の聞き取り、重要語句・表現の習得、単語テスト。課題レポートについて説明。 |
8 | 橋本 真吾 | TOEIC (2) | TOEICを知る Part 2 リーディングワークショップ、単語テスト、ペアワーク。 |
9 | 橋本 真吾 | TOEIC (3) | TOEICを知る Part 3 リーディングワークショップ、単語テスト、ペアワーク。 |
10 | 橋本 真吾 | Movie(映像と英語字幕を使ってリスニング強化) "An Inconvenient Truth" (2005) | 英語の聞き取り、重要語句・表現の習得、単語テスト。グループ・リサーチ・プレゼンテーションのグループ分け、テーマ決定。 |
11 | 橋本 真吾 | Movie(映像と英語字幕を使ってリスニング強化) "An Inconvenient Truth" (2005) | 英語の聞き取り、重要語句・表現の習得。単語テスト。期末テスト、公示。 |
12 | 橋本 真吾 | Group Research Presentations (1) | グループ・リサーチ・プレゼンテーション1日目。単語テスト。 |
13 | 橋本 真吾 | Group Research Presentations (2) | グループ・リサーチ・プレゼンテーション2日目。単語テスト。 |
14 | 橋本 真吾 | 期末テスト | 学期内に学習した内容の総まとめを行う。 |
15 | 橋本 真吾 | 解説と確認 | 授業内容のポイント解説等。 |
1.ある程度の長さの英文を速く正確に読み、要点を把握し、まとめることができる。
2.海洋科学・生命科学系に関する語彙力を身につけ、それに関する事柄を英語で表現することができる。
3.映画やTED Talkを視聴し、その内容を正確に聞き取り、要点を把握することができる。
4.海洋科学・生命科学系の英文文献から必要な情報を収集し、理解し、要約することができる。
5.英語で口頭発表を行うことができる。
6.自ら新しい事柄を英語で学ぶことができる。
試験方法:その他 実施時期:試験期間外
平常点(授業後リフレクション・ペーパーの提出、小テストなど)(25%)、授業内貢献(グループワークなど)(15%)、期末テスト(筆記)(50%)、オンライン学習ソフト課題(10%)を総合的に評価します。
本講義では、アクティブラーニングの実践を通して、海洋科学・生命科学系の英語力の基礎作りを行っていきます。講義で取り上げるテーマは、海と環境、そして人間社会をめぐる諸問題に関して扱っていきます(教科書に即して進めていきます)。将来のキャリアを意識しながら、専門分野に関わる英語を習得していってもらいたいと思います。後半ではグループに分かれて英語でリサーチ・プレゼンテーションを行ってもらいます。なお、授業内容への質問やフィードバックについては、出席票を兼ねたリフレクション・ペーパー(Google Form)を毎回用意するので、授業ごとの「小レポート」と思って積極的に記入してもらえればと思います。小テスト(単語テスト)は、授業開始とほぼ同時に実施します。
また、英語⼒を⾼めるために、ぜひ⽇常的に英語で多様なトピックに触れることを⼼がけてください。特に、スピーチやTED Talk、映画などを積極的に観ることで、英語を実践的に学ぶとともに、教養や洞察⼒を⼤いに向上させることを⽬指してください。これらは単なる英語学習の素材としてだけでなく、異なる視点を理解し、⾃分⾃⾝の考えを深めるための貴重な⼿段となります。本講義で得た知識をベースに、英語で考え、発信できる⼒を育てることを⽬標としましょう。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 定価(円) |
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教科書 | Everyday Ecology 地球環境の『原因・解決』 ―English for a Greener World | Jim Knudsen 著 佐藤 江里子 注釈 | 南雲堂 | 1,870円 |
参考書 | TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問 | ヒロ 前田 (著), テッド 寺倉 (著), ロス・タロック (著) | アルク | 2,860円 |
参考書 | オンライン学習ソフト |