授業の目的

医療や薬剤に関連するトピックを扱った教科書を用いて、専門課程に入る前段階として必要な「読む」「書く」「聴く」「話す」の四技能にわたる総合的な英語力を養成することを目的とする。医療関係の英単語・フレーズをまとめた用語・用例集により、医療英語の語彙、医療現場での会話等を学習する。

教育内容

専門課程に進む前の段階として必要な英語力を身につけるため、学部の特性に沿った医学的な内容を扱ったテキストを読み、本文に関連した練習問題に答えることで基礎的な英語の運用能力・理解力を高めていく。自学自習用の課題としてオンライン学習ソフトから範囲を指定するので、期日までに終えておくこと。（詳細は授業で説明する。）

教育方法

【この授業は全て対面で実施します】
授業は基本的にグループワークを中心として行う。テキストの本文に関しては、主にパラグラフを中心に各グループに担当個所を割り当て、単語・熟語・文法・構文・内容（和訳含む）などをグループ内で確認し話し合ったのち、結果はGoogle Classroomのファイルに書き込んでもらい、クラス全体でそのファイルの内容を見ながら担当者が適宜解説・修正を行う。その後、音声聞き取りを含む各種問題の答え合わせを行う。
【フィードバックの方法】
Google Classroomにアップロードされた文書の内容について担当者が適宜解説・修正を行う。

準備学習（予習・復習）

【授業時間外に必要な学習の時間：15時間】
予習：教科書のリーディング部分は辞書を丹念に引いて本文の内容を把握し、わかるところとわからないところが区別できるようにしておくこと。練習問題は本文が理解できていれば辞書を引いて答えられるので、授業前に必ず答えておくこと。（1時間以上）
復習：英文解釈や書き取り、練習問題で間違ったところは、どうして間違ったのか、答えを見ながら自分でよく確認しておくこと。本文に関しては、意味を考えながら音読して言い回しや文法事項等を定着させること。また、Google Classroomの文書や返却された課題にコメントがある場合は、そのコメントを熟読してその後の学習に活かすこと。（30分以上）

授業内容(シラバス)

到達目標

専門課程に進んだときに円滑に学習が続けられるように、この授業を受けることで医学的な話題に関する語彙や表現に慣れ親しみ、医学的なトピックを扱った英文の内容が正しい日本語に訳せるようになるだけでなく、その内容が自分の言葉で説明できるようになる。上記を学ぶ過程で、クラス内の他の学生と討議・相談・協力しながらお互いに英語の読解力を伸ばしていくようにする。グループワークを通して、自分のわかっていないところを認識し、自分がわかっていて他の人がわからないところがあればその人がわかるように説明できるようになる。医療に関連した単語を日本語に訳せるようになる。

成績評価の方法と基準

試験方法：筆記試験 実施時期：試験期間外
予習の度合いおよび授業への積極的な参加の度合い（１５％）、オンライン学習ソフトの課題の学習状況（５％）、小テストの結果（２０％）、まとめの結果（６０％）などを総合して評価するが、そのうち一つでも０％の項目がある場合は単位を認定しない。また、授業中に授業とは関係ない作業・行動をした場合も減点の対象とする。

学生へのメッセージ（その他注意等）

辞書は毎時間持ってくること。オフィスアワーは掲示を確認すること。

教材